アバナードは2021年11月9日、Microsoft 365設定自動化ツール「M365 Governance Hub」の提供を開始したと発表した。Teams、SharePoint Online、Exchange Onlineを対象に、アカウントの作成・変更やチーム/サイト有効期限の設定・通知など、ガバナンス上の設定を自動化する。
アバナードの「M365 Governance Hub」は、Microsoft 365の設定自動化ツールである。Microsoft 365を用いたコラボレーション業務を効率化する。Teams、SharePoint Online、Exchange Onlineを対象に、アカウントの作成・変更やチーム/サイト有効期限の設定・通知など、ガバナンス上の設定を自動化する(画面1)。
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M365 Governance Hubは主に、アカウントの作成・変更プロセスの自動化、ライフサイクル管理、セキュリティ強化の3機能を提供する。例えば、Teamsにおいて、チームの作成やセキュリティ設定を容易にしたり、チームの有効期限を設定して、有効期限が近づいた際に通知を発するようにしたりできる。
- アカウントの作成・変更プロセスの自動化
- チーム/サイトの作成・変更
- 共有メールボックス/配布リスト/リソースメールボックスの作成・変更
- セキュリティグループの作成・変更
- 容量追加(開発中)
- ライフサイクル管理
- チーム/サイト有効期限の設定・通知・自動削除
- チーム/サイトの利用一覧表示
- サイトの削除・リストア
- セキュリティ強化
- 外部共有(ゲストアクセス)設定
- グループやメールボックスへのアクセス設定
- セキュリティラベルの自動付与
アバナードは、製品提供の背景について、Microsoft 365を導入した中小企業に共通する悩みとして、利用者の可視化やライフサイクル管理、セキュリティレベルの維持などに関する設計が複雑で、理解が難しいことを挙げている。