[新製品・サービス]

日本オラクル、Oracle Cloudの導入効果を高めるコンサルティングサービスを提供

ユーザー企業のクラウド導入運用チームの設置と運営を支援

2021年11月10日(水)IT Leaders編集部

日本オラクルは2021年11月9日、コンサルティングサービス「Cloud Center of Excellence(CCoE)サービス」の提供を開始した。Oracle Cloudの導入効果を高めるために、Oracle Cloudを対象としたCCoEの設置と組織運営を支援する。アセスメント、ポリシー策定からナレッジ、人材育成まで組織的な対応を包括的に支援する。

 日本オラクルの「Cloud Center of Excellence(CCoE)サービス」は、Oracle Cloudの導入と運用を主導するCCoEの設置と組織運営を支援するコンサルティングサービスである。

 日本オラクルは、CCoEをクラウドの導入、移行、運用において組織全体をリードする、部門横断的なチームとして位置づけている。CCoEサービスでは、クラウドの導入・運用における以下の6つの施策を定めており、日本オラクルは施策ごとにユーザーを支援する。

  1. アセスメント&ロードマップ
    現有IT資産の把握/見える化/分析などクラウド化に向けたIT資産の棚卸を短時間で実施し、多数のユーザーのシステム基盤に対し設計・構築・運用してきたナレッジを基に移行プランを策定する。
  2. ポリシー策定&CCoE立ち上げ
    企業内の技術に対する組織の立ち上げ、運営支援の経験や知見を基に、具体的なクラウド導入ポリシーの策定と、CCoE組織の立ち上げを支援する。
  3. ガバナンス&ガイドライン
    「Oracle Cloud Infrastructure」を中心とする基盤技術のテクニカルアーキテクチャーの標準化およびガイドラインの策定、および統制を支援する。
  4. プロジェクト・サポート
    プロジェクトに対する技術支援、参考資料の提供や資料に基づいたレクチャーの実施、考慮点や注意点、他社事例を含めた回答などをオンデマンドで提供する。
  5. オペレーション
    リスク分析および基準、計画への反映から定期的なセキュリティ・ヘルスチェックの実施とパッチ適用を支援する。コスト管理やログ管理、定期レポートなどの通常運用の省力化を支援する
  6. ナレッジ&人材育成
    クラウド人材育成における目標設定、改善プロセスの実施、スキルの見える化および継続的なスキル向上を支援する。オラクルのクラウドネイティブの最新技術を勉強会やワークショップなどで提供する。

 日本オラクルは、同サービスの提供意図を次のように説明している。「システムの複雑化、運用負荷の増加、コストの増加など、想定外の課題に直面し、そのメリットを最大限に享受できていない企業は少なくない。マルチクラウド/ハイブリッドクラウドの導入・運用・活用支援で培った知見や、標準アーキテクチャやガバナンスサービスを基に、CCoEの設置と組織運営を通じて、Oracle Cloudの戦略的な活用を支援する」(同社)。

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Oracle Cloud / Oracle / ITコンサルティング / クラウド移行

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