NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2021年11月15日、モバイル通信サービス「OCN モバイル ONE for Business Type Com」のラインアップにテレワークプランを追加した。Web会議システム(Microsoft Teams、Webex、Zoom)のための帯域を確保し、これらのトラフィックを優先して通信する。モバイル通信の環境下で、より快適にWeb会議を利用できるようにする。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「OCN モバイル ONE for Business Type Comテレワークプラン」は、企業におけるWeb会議システムの利用に向けたモバイル通信サービスである(図1)。Web会議システム(Teams、Cisco Webex、Zoom)専用の帯域を確保し、これらのトラフィックを優先的に通信できるように制御する。
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契約コースは、7GBコースから50GBコースまで6段階で用意している。契約データ量を使い切った場合は、30kbit/sに通信速度が低下するものの利用を継続できる。価格(税別)は、7GBコースで1900円、50GBコースで1万500円。初期費用は新規回線あたり2800円となっている。
NTT Comは今後、ユーザーのニーズなどを元に、テレワークプランでトラフィックを優先的に制御するサービスの拡大を検討していくとしている。
サービス提供の背景についてNTT Comは、モバイル通信サービスを利用して手軽にリモートワーク環境を構築するニーズの高まりを挙げる。「テレワークプランは、ネットワークの混雑によって発生する映像や音声の乱れを低減し、安定したWeb会議を実現する。外出先でWeb会議を行うことが多い営業担当者などに向く」(同社)。