NECは2021年11月29日、「データガバナンスサービス」の販売を開始した。AIやデータを活用する際に必要なデータマネジメントのガイドライン策定やDMO(Data Management Office)設立について、調査・企画・検証・導入・運用のサイクルを通じて支援する。販売目標として、AIやデータ活用領域において2025年度に売上約100億円を掲げる。
NECは、AIやデータ活用に必要なサポートサービス「データガバナンスサービス」を販売開始した。合わせて、同社のAIやデータ活用のサービス群を「AI&データ活用ソリューション」として体系化した(図1)。
図1:「データガバナンスサービス」の概要(出典:NEC)拡大画像表示
データガバナンスサービスでは、NECのデータマネジメントの導入・定着化支援の経験を基に、データガバナンスの企画から構築、運用までを支援する。「全社的にデータ活用の体制を強化したいが組織ごとにデータ管理・活用がされ、求めているインサイトが得られない」「全社横断でデータを蓄積活用できる基盤やガイドラインを整備したい」などの課題を持つユーザーに向けて提供するとしている。以下の企画・実装・運用の3フェーズにわたって支援する。
データガバナンス企画サービス
AIやデータ活用時に必要なデータマネジメントの標準化ガイドライン策定に向けたポリシーやプロセスと、DMO(Data Management Office:企業としてのデータの全体整合性をとりながら、開発プロジェクトのデータの整理や技術者を支援する組織)設立を検討する。現状のデータ管理状況の調査・評価を行い、課題を洗い出す。
データガバナンス実装サービス
課題解決やデータマネジメントのあるべき姿の実現に向けたデータマネジメントの標準化ガイドライン策定と、DMO設立を行い、運用に向けた準備を整える。
データガバナンス運用サービス
標準化ガイドラインに沿ったデータガバナンスの実行およびモニタリングを実施する。データガバナンスの定着化や活用推進に向けた活動として人材教育などの支援を行う。
NECは、サービス提供の背景について次のように説明している。「データ活用の重要性が高まる中、企業は継続的にAIやデータを用いて生産性の向上や業務の効率化に取り組んでいる。一方で、『データ活用は重要だが環境の整備や運用など、どこから着手してよいか分からない』『AIやデータ活用の戦略立案や基盤構築、データ分析を複数社に依頼して時間・コストがかかる』といった課題を抱えている」。
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