リコーは、産業廃棄物委託業者の監査報告業務をタブレットとkintoneで効率化した。調査内容報告から承認申請までのプロセスをタブレット操作だけで完結するようにした。監査報告業務の工数を約30%削減し、担当者数を維持したまま監査対象拠点数を3倍に拡大した。タブレットの入力データをkintoneに連携させるミドルウェアとしてASTERIA Warpを使っている。ASTERIA Warpを提供したアステリアが2021年12月28日に発表した。
リコーは、廃棄物管理の一環で、産業廃棄物委託業者を監査し、監査結果を報告している。従来は紙ベースで業務を遂行していたが、これをタブレットとkintone(サイボウズが提供している、クラウド型の業務アプリケーション開発・実行環境)でデジタル化した。調査内容の報告から承認申請までのプロセスを、タブレット操作だけで完結するようにした(図1)。
図1:リコーは、産業廃棄物委託業者の監査報告業務をタブレットとkintoneで効率化した。データ連携ミドルウェアにはASTERIA Warpを採用した(出典:アステリア)拡大画像表示
システム間のデータ連携ツールには、ASTERIA Warp(アステリアが提供)を採用した。現場調査の時にタブレット上のアプリケーションに入力した情報は、ASTERIA Warpを介してkintoneに自動的に連携する仕組みである。
システム化によって、監査報告業務の工数を約30%削減した。これにより、担当者数を維持したまま監査対象拠点数を3倍に拡大した。また、ASTERIA Warpはノーコードでデータを連携させられるため、プログラミング未経験者による内製化でシステム構築コストが減った。
システムを導入する以前は、処理業者の現地確認を行い、紙のチェックシートに記入していた。この後、会社に戻ってから調査内容を監査情報管理ツールに入力し、承認申請書類を作成していた。PCにデータを再入力する必要があるなど、アナログな手法から生じる非効率な業務フローが課題だった。
リコー / kintone / ASTERIA Warp
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