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ライオンがDX推進でNTTデータと提携、デジタル基盤構築・推進プロセス確立・人材育成に取り組む

2022年1月6日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ライオンは2022年1月6日、デジタル基盤を構築して事業を変革することに関して、NTTデータと業務提携すると発表した。業務提携によって、デジタル基盤を構築し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進プロセスを確立・展開し、DXを推進する人材を育成する。NTTデータのノウハウを体系化した「デジタルサクセスプログラム」を活用する。

 ライオンは、デジタル基盤を構築して事業を変革することに関して、NTTデータと業務提携する。業務提携ではまず、デジタル基盤を構築する。さらに、デジタル基盤の活用に必要なDXの推進プロセスを確立して展開する。DXを推進する人材も育成する。

 DXにあたっては、NTTデータのノウハウを体系化した「デジタルサクセスプログラム」を活用する。データ駆動型の経営へと段階的にシフトするためのプログラム/メソドロジ(方法論)である。NTTデータの支援実績に基づき、成功要因、実現プロセス、400以上のデータ活用事例などのノウハウを体系的に整備した。

 デジタル基盤は、ライオンが新事業を実行するために必要になる。口腔健康情報を利活用するデータベース「LION Oral Health Database」などにも利用する。デジタル基盤の構築にあたっては、NTTデータがライオンとともに、基本構想の検討から構築・運用・改善までを推進する。

 DXを推進するためのプロセスを確立し、これを展開する。デジタルサクセスプログラムの活用によって、ライオンが自律的にデジタル変革の戦略を立案・実行・定着できるようにする。事業環境や注力事業の変化に応じてデジタル基盤を進化させる体制も作り上げる。

 DXを推進する人材を育成する。ライオンの社員に向けた専用講習を開発するほか、NTTデータの研修に参加させる。また、ライオンとNTTデータそれぞれの社員の相互交流などを通してデータ活用の必要性を浸透させるなど、意識の醸成を図る。

 業務提携の背景としてNTTデータは、ライオンがDXに取り組んでいることを挙げる。例えば、データを活用して生活者の口腔健康に対し適切な提案を行う取り組みを開始している。同社内では、社員の健診データに基づいて将来の健康リスクを見える化する取り組みも行っているという。

 NTTデータはこれまで、ライオンに対し、主にマーケティング領域でのデータ分析基盤の構築を支援してきた。顧客を深く理解することによって新たな体験価値を創出する活動に貢献してきた。2021年4月からは、DXの推進に向けた戦略策定にも、ともに取り組んでいる。

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ライオン / NTTデータ / デジタルトランスフォーメーション

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