コクーは2022年2月18日、RPAソフトウェア「マクロマン」の新版(ver4.2.3.8)をリリースした。無料で提供する。新版では、95個の新コマンドを追加した。これにより、主にExcelやOutlookとの連携を強化した。さらに、アプリケーションを軽量化し、軽く動作するように改善した。検索・置換機能も強化した。
コクーの「マクロマン」(画面1)は、Windows 10でスタンドアロン型で動作するRPAソフトウェアである。Excelファイルへのデータの転記やWebブラウザ操作といった定型的な業務をスクリプト化し、人の代わりに自動で実行する。アプリケーション操作やファイル操作などのコマンドを組み合わせてスクリプトを作成できる。人によるWindowsの操作を記録することによってもスクリプトを作成可能である。
画面1:「マクロマン」の画面例(出典:コクー)拡大画像表示
今回の新版では、95個の新コマンドを追加した。これにより、主にExcelやOutlookとの連携を強化した。Web APIの実行やJSONモデルの解析も可能になった。さらに、アプリケーションを軽量化し、軽く動作するように改善した。検索・置換機能も強化した。
マクロマンで使えるコマンドの例として、Webブラウザ操作、Excel操作、画像認識やOCR(光学文字認識)、クリップボード操作、数値計算や正規表現の抽出、文字数カウント、データベースへのアクセス、ファイル操作、リモートAPIの実行、ループや条件分岐などがある。これらのコマンドを組み合わせて処理を作成・実行する。
画面の認識方法は3つある。例えば、Webブラウザを操作する場合、クリック対象の画像を認識してクリックする使い方(画像認識)、事前に指定した座標をクリックする使い方(座標指定)、オブジェクトを認識してクリックする使い方(オブジェクト認識)のいずれの使い方も可能である。
プログラムは、同社のWebサイトからダウンロードして無料で使える。サポートが必要なユーザーに向けて、別途有料でサポートサービスを提供する。業務に合わせて自動化スクリプトを受託開発するサービスや、コクーのエンジニアがユーザーサイトに常駐して支援するサービス、1日からのスポット型でユーザーを訪問してサポートするサービスなどを提供する。
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