NECは2022年3月7日、IaaS「NEC Cloud IaaS Pack」を販売開始した。NECが自社で運用する国内(神奈川県)のデータセンターを活用したIaaSで、主にオンプレミスのサーバーをIaaSへと移行する需要に応える。特徴は、クラウド環境を構築する時に必要な構成選択をなくし、シンプルな製品体系とした点である。価格(税別)は初期費用が無料、月額2万9800円から。
NECの「NEC Cloud IaaS Pack」は、NECが自社で運用する国内(神奈川県)のデータセンターを活用したIaaSである(図1)。主に、オンプレミスのサーバーをIaaSへと移行する需要に応える。特徴は、クラウド環境を構築する時に必要な構成選択をなくし、シンプルな製品体系とした点である。NECがあらかじめ構成をサイジングして提供する(表1)。
図1:NECが自社運用する神奈川のデータセンターで「NEC Cloud IaaS Pack」を提供する(出典:NEC)サーバーの稼働状況やリソースの利用状況は、ユーザー向けの管理ポータル(セルフサービスポータル)からWebブラウザ経由で確認できる。管理ポータルからは、データのバックアップ設定も可能である。バックアップデータは同一データセンター内で保管する形になる。
IaaS基盤を提供するNEC神奈川データセンターの特徴は、可用性やセキュリティに注力している点である。設備は、JDCCティア4相当としている。電気設備はすべて冗長化。停電時も自家発電で電力をまかなう。建屋は耐震構造をとっており、免震床によってサーバーラックの転倒を抑止する。物理セキュリティ面では、赤外線センサー、監視カメラ、生体認証によってデータセンターへの不正侵入を防止する。生体認証にはNECの顔認証技術を採用した。
| スペック | NEC Cloud IaaS Pack | NEC Cloud IaaS Pack (バックアップ付き) |
|---|---|---|
| CPU | 4NCU × 4vCPU | |
| メモリー | 8GB | |
| HDD(システムディスク) | 100GB | |
| HDD(データディスク) | 100GB | |
| OS | Windows Server 2016 Standard Edition (SPLAライセンス) |
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| ネットワーク |
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| バックアップ | なし | 2世代 |
| 価格(月額) | 2万9800円 | 3万4800円 |
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