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山梨中央銀行、次期勘定系システムをAzureで稼働、2023年の稼働を目指す

2022年3月14日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

山梨中央銀行(本店:山梨県甲府市)は2022年3月14日、勘定系システムとしてパブリッククラウドを活用した日本ユニシス(現社名:BIPROGY)のフルバンキングシステム「BankVision on Azure」の採用を決定し、導入に向けたプロジェクトをスタートしたと発表した。2023年度の稼働を目指す。

 山梨中央銀行は、次期勘定系システムとして、パブリッククラウドを活用した日本ユニシス(現社名:BIPROGY)のフルバンキングシステム「BankVision on Azure」を採用する(図1)。導入に向けたプロジェクトをスタートさせており、2023年度の稼働を目指す。

図1:BankVision on Azureの概要(出典:日本ユニシス)図1:BankVision on Azureの概要(出典:日本ユニシス)
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 同行は2011年1月、Windows Serverで動作する日本ユニシスのオープン系勘定系システム「BankVision」を稼働させた。その後、10年以上が経過する中、クラウドの活用に関する調査・研究を行ってきた。こうして今回、パブリッククラウド上で稼働させることを決めた。

 BankVision on Azureは、BankVisionをベースとしながらパブリッククラウドのMicrosoft Azure上で稼働する勘定系システムである。Azureの各種サービスと連携し、勘定系データなどをクラウド上で収集・蓄積・分析・活用する仕組みを構築できる。日本ユニシスのオープンAPI公開基盤「Resonatex」と連携すれば、APIを外部に公開し、FinTechサービスなどとつなぐ運用もとれる。

 BankVision on Azureの最初のユーザーは北國銀行で、2021年5月に稼働を開始した(関連記事北國銀行、勘定系システムがパブリッククラウドで稼働開始、BankVisionをAzureに移行)。2021年9月には、西京銀行がBankVision on Azureの採用を決定している(関連記事西京銀行、次期勘定系システムに「BankVision」を採用、メインフレームからAzureに転換)。

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