[新製品・サービス]
アシスト、高速データ変換をうたうETLツール新版「Precisely Connect 9.13」を提供
2022年3月24日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アシストは2022年3月24日、ETL(抽出/変換/登録)ソフトウェア「Precisely Connect」(旧製品名:Syncsort DMExpress)の新版9.13を提供開始した。米Precisely(旧Syncsort、日本法人:プリサイスリー・ソフトウェア)が開発した製品で、新版では、SnowflakeやDatabricksへの接続をサポートしている。
アシストの「Precisely Connect」(旧製品名:Syncsort DMExpress)は、米Precisely(旧Syncsort、日本法人:プリサイスリー・ソフトウェア)が開発した、ETL(抽出/変換/登録)ソフトウェアである。データベース管理システムやファイル/標準入出力などを介してデータを入出力する。データウェアハウス(DWH)にデータをロードする際のデータ変換処理や、大量データのソート/集計/結合バッチ処理などに利用する(関連記事:AGS、公共機関向けシステムのバッチ処理基盤にETLツール「Syncsort DMExpress」を導入)。
データ変換の処理速度に注力している。実行環境(CPUコア数、メモリー容量など)や入出力データのサイズなどに応じて、処理の並列化や処理アルゴリズムなどを自動的に調節する。例えば、ソート(並べ替え)の処理だけでも数十種類のアルゴリズムを用意しており、状況に応じて最も適したものを使う。
新版の9.13では、クラウドDWH「Snowflake」およびApache Sparkベースのデータ分析プラットフォーム「Databricks」に接続できるようにした。Oracle DatabaseやVerticaなどのデータベース/DWHにデータを出力する際の機能も拡張したとしている。また、SFTP(SSH File Transfer Protocol)でデータを転送する際に利用可能な暗号化アルゴリズムも増やした(HMAC-SHA2-512やHMAC-SHA2-256)。