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GMOインターネット、レンタルサーバーでリソース軽量化によるWeb高速化機能を利用可能に
2022年4月22日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
GMOインターネットは2022年4月21日、レンタルサーバー「ConoHa WING」および「お名前.com レンタルサーバー」のWeb高速化機能を強化した。新たに、無料オプションとして、プライム・ストラテジーのWebコンテンツ高速化エンジン「WEXAL Page Speed Technology」を利用できるようにした。レンタルサーバーの契約者は、コントロールパネル上の設定のみで同エンジンを利用可能である。
GMOインターネットの「ConoHa WING」および「お名前.com レンタルサーバー」は、いずれもレンタルサーバーサービスである。独自にサーバーを構築することなく、手軽にWebサーバーを運用可能である。「ConoHa WING」の特徴は、CMS「WordPress」の運用を簡素化する機能を備えることなど。一方の「お名前.com レンタルサーバー」の特徴は、ドメイン登録サービス(お名前.com)との親和性が高いことなどである。
今回、これら2つのレンタルサーバーサービスを強化し、プライム・ストラテジーが提供するWeb高速化エンジン「WEXAL Page Speed Technology」をオプション機能として追加費用なしで利用できるようにした。レンタルサーバーの契約者は、コントロールパネル上の設定だけで、難しい作業を必要とせずに、Web高速化エンジンのON/OFFや、高速化しないコンテンツの設定などが可能である。
高速表示用の軽量化Webコンテンツを生成・追加
WEXAL Page Speed TechnologyがWebを高速化する仕組みは、オリジナルのWebコンテンツを基に、高速表示用に軽量化したWebコンテンツを変換生成するというもの。オリジナルのWebコンテンツには変更を加えずに、高速表示用のWebコンテンツを追加する(関連記事:プライム・ストラテジー、Web表示の高速化をAIで自動化、サイトに合わせた設定を自動生成)。
システム的には、Webリソース(画像、CSS、JavaScript)を軽量化するエンジンと、軽量化したWebリソースを組み合わせて動的にWebページを生成するエンジンで構成する(図1)。
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Webリソースを軽量化するエンジンは、オリジナルのWebコンテンツのディレクトリを常時監視し、Webコンテンツを更新したタイミングでこれらを軽量化し、高速表示用のWebリソースを格納するディレクトリに格納する。
動的にWebページを生成するエンジンは、Webサーバーと連携して動作する。Webブラウザからのリクエストに対し、AIが自動生成したWeb高速化のポリシーに基いて、高速表示用のWebリソースを組み合わせてWebページを生成する。