[新製品・サービス]
SAP S/4HANAを外部連携でカスタマイズする環境を最短1週間で構築─NTTデータGSL
2022年5月17日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三
NTTデータ グローバルソリューションズ(NTTデータGSL)は2022年5月16日、SAP開発基盤構築サービス「SAP Business Technology Platform向けスターターサービス」を提供開始した。SAP S/4HANAと連携するアプリケーション開発・実行プラットフォーム「SAP Business Technology Platform(BTP)」を構築する。価格(税別)は98万円からで、販売目標として年間5件を掲げる。
NTTデータ グローバルソリューションズ(NTTデータGSL)の「SAP Business Technology Platform向けスターターサービス」は、SAP S/4HANAのアプリケーション開発・実行プラットフォーム「SAP Business Technology Platform(BTP)」の利用環境を、最短1週間で構築するサービスである。SAP BTPでカスタムアプリケーションを開発すると、S/4HANAの中核部分を標準状態に保ち、常に最新の状態でS/4HANAを利用可能になる。
S/4HANAの機能を拡張する方法には、S/4HANAアプリケーション内で拡張する「In-App拡張」と、SAP BTPを使って拡張する「Side-by-Side拡張」の2つがある。Side-by-Side拡張は、カスタムアプリケーションをSAP BTP上で開発し、これをS/4HANAと連携させて使う。これにより、S/4HANAの中核部分を標準状態に保つ(図1)。
図1:「クリーンコア」の方針の下、アドオン開発はS/4HANA Cloud本体には行わず、水色の外周で示すBTPで行う(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
「S/4HANAを導入/導入検討している企業では、アドオン開発の弊害として、バージョンアップ時の改修コストやテスト工数の増加が課題になっている。また、アドオンによって複雑化したシステムは、バージョンアップに対応できず、最新機能を実装できないことがある。日本の企業は特に、ERPの機能にアドオンを施す企業が多い」(NTTデータGSL)。
ユーザーは、SAP BTP基盤を構築し、S/4HANA上のアドオン機能をSAP BTP基盤に移し替えることで、S/4HANAのバージョンアップとアドオン改修作業を分離する。S/4HANAバージョンアップ時の作業を省力化し、コストを削減可能である。
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