デージーネット(愛知県名古屋市)は2022年5月18日、メールサーバーセキュリティ診断サービス「MSchecker」に、なりすましメール対策のセキュリティチェック項目「DMARC対応」を同年6月1日に追加すると発表した。これでチェック項目は合計で8種類になり、企業で利用しているメール送信サーバーの安全性をより詳しく把握可能になる。無料で利用できる。
デージーネットの「MSchecker」は、メール送信サーバーのセキュリティ状況を診断するサービスである。SSL/TLSメールが使えるか、第三者中継をできないようにしているか、SPF/DKIMのレコードがDNSに登録させているかなど、複数のチェック項目でメール送信サーバーのセキュリティ状況をレポート化する(画面1)。
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同サービスは、専用のWebサイトからメールアドレスを登録することによって無料で利用できる。Webフォームからメールアドレスを登録すると確認メールが届く。確認メールに返信すると、登録したメールアドレスのメール送信サーバーのセキュリティ状況をチェックし、結果ページのURLを記載したメールが届く。結果ページのURLにWebブラウザで接続して診断結果を参照する。
今回、MScheckerに、なりすましメール対策のセキュリティチェック項目「DMARC対応」を追加した。2022年6月1日から同チェック項目が有効になる。これでチェック項目は合計で8種類になる(表1)。企業で利用しているメールサーバーの安全性を、より詳しく把握可能になる。
項目 | 概要 |
---|---|
SSL/TLSメールの送受信 | メールの通信が暗号化されているかをチェックする |
メール不正中継 | 第三者によるメールの不正な中継が可能な状態になっていないかをチェックする |
SPFチェック | メール送信元がDNSのSPFレコードに登録されているかをチェックする |
DKIMチェック | ドメインのDNSサーバーに電子署名の公開鍵が正しく登録されているかをチェックする |
送信元DNS逆引き | メールアドレスのドメインのDNS逆引きが正しいかをチェックする |
DNSSEC対応 | ドメインのDNSサーバーがDNSSECに対応しているかをチェックする |
DNSBL登録 | ドメインがDNSブラックリストに登録されていないかをチェックする |
DMARC対応 | メール送信元ドメインがDMARCレコードに登録されているかをチェックする |
●Next:DMARCを用いてメールなりすまし対策を行う仕組み
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