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ILI総研、ExcelのDB入出力画面をノーコードで開発できる「StiLL」mDX

2022年5月23日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アイエルアイ総合研究所は2022年5月20日、データベース開発ツール『「StiLL」mDX』を発表した。Excelを使ったデータベース入出力画面を、Excel上でノーコードで開発でき、開発した画面はオンプレミス環境とクラウド環境のいずれでも動作する。業務を熟知した業務部門のエンドユーザー自身で業務プロセスや業務ノウハウをプログラム化できるとしている。価格(税別)は初期費用が5万円。月額2万8000円(2開発ライセンス、5実行ライセンス)から。

 アイエルアイ総合研究所の『「StiLL」mDX』は、データベース開発ツールである。Excelを使ったデータベース入出力画面を、Excel上でノーコードで開発できる。Excelシート上に伝票などの画面デザインを作成すると、データベースにアクセスするプログラムが完成する。開発した入出力画面はオンプレミス環境とクラウド環境のいずれでも動作する(画面1)。

図1:データベース開発ツール『「StiLL」mDX』を使ったデータベースアプリケーション開発の様子(出典:アイエルアイ総合研究所)図1:データベース開発ツール『「StiLL」mDX』を使ったデータベースアプリケーション開発の様子(出典:アイエルアイ総合研究所)
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 業務を熟知した業務部門のエンドユーザー自身の手によって、業務プロセスや業務ノウハウをプログラム化可能である。Excelの中級程度の技術で開発可能で、VBAやJavaScriptなど他の手段による開発と比べて難易度が低く、ローコード開発ツールから見ても約3分の1以下の工数で開発できるとしている。

 具体的には、Excel上のマトリックス型デザインシート上で、伝票画面をデザインする。データベーステーブルの項目名に連携したセルと入力セルを、ドラッグ&ドロップで配置する。こうして伝票画面をデザインすると、伝票入力プログラムが完成する。データベースの登録・検索・削除プログラムも同時に完成する。

 アクセス先のデータベースは、Oracle Database、SQL Server、PostgreSQL、MySQL、Access、各種クラウドデータベース、CSVデータなど。当初は、SQL Server、CSV、Accessを利用可能で、これ以外のデータベースは順次使えるようにする予定。

 価格(税別)は初期費用が5万円で、利用料が月額2万8000円(2開発ライセンス、5実行ライセンス)から。追加ライセンスは、開発ライセンスが1ライセンスあたり月額6000円から、実行ライセンスは5ライセンスあたり月額6000円から。

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