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NTTテクノクロス、リモートデスクトップ「MagicConnect Neo」を発表、中継負荷を分散して接続を安定化

2022年6月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTテクノクロスは2022年6月7日、リモートアクセスサービス「MagicConnect」の新モデル「MagicConnect Neo」を同年7月4日から販売すると発表した。社内のWindows PCを自宅などの社外からリモート操作するためのリモートデスクトップサービスである。新モデルでは、クラウド上のアクセス中継サーバーを複数台用意し、負荷が少ないサーバーを自動で選んで接続するようにした。朝の時間帯などで利用者が集中しても接続が安定化するとしている。

 NTTテクノクロスの「MagicConnect」は、会社のWindows PCを自宅などの社外からリモート操作するためのリモートデスクトップサービスである。インターネット(SSL-VPN接続)を介して社内のPC画面をRDPで遠隔操作する。2022年7月4日より、アクセス負荷集中時に接続を安定化する新モデル「MagicConnect Neo」を販売開始する(図1)。

図1:リモートアクセスサービスの新モデル「MagicConnect Neo」の強化点。アクセス負荷が少ない中継サーバーを動的に選択する(出典:NTTテクノクロス)図1:リモートアクセスサービスの新モデル「MagicConnect Neo」の強化点。アクセス負荷が少ない中継サーバーを動的に選択する(出典:NTTテクノクロス)

 MagicConnect/MagicConnect Neoは、操作対象のWindows PCに導入する専用ソフトウェア、アクセス中継サーバー(クラウドサービス)、操作端末側で動作する専用のクライアントソフトウェア(USBメモリー型またはアプリケーション)で構成する。

 事前に社内のPCがアクセス中継サーバー(クラウドサービス)にアウトバウンドでコネクション(トンネル)を確立しておく。このコネクションと中継サーバーを利用して、インターネットから社内ネットワークの会社PCにアクセスする仕組み。

 新モデルのMagicConnect Neoでは、中継サーバーの負荷分散機能を追加している。クラウド上のアクセス中継サーバーを複数台用意した状態で、社外から中継サーバーへのアクセス時に、負荷が少ない中継サーバーを自動で選んで接続する。これにより、朝の時間帯などで利用者が集中しても接続が安定化する。なお、中継サーバー選択時の、会社PCと中継サーバーの接続の挙動については非公開。

 価格(税別)は、USB型(不特定のPCから接続可能)が初期費用が1万5000円で年額1万8000円。アプリ型(特定の端末3台から接続可能)が初期費用が1万円で、年額1万8000円。アプリ型ライト(特定の端末1台から接続可能)が初期費用が5000円で、年額1万2000円となっている。

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