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[調査・レポート]

内製開発の機運高まり、ローコードツール市場は2025年まで年15%成長─デロイト トーマツ ミック研

2022年6月17日(金)IT Leaders編集部

デロイト トーマツ ミック経済研究所は2022年6月16日、市場調査レポート「aPaaS(Application Platform as a Service)が牽引するローコードプラットフォームソリューション市場動向 2022年度版」を発刊し、その概要を発表した。同社は、ローコード開発ツール市場全体で2019年度~2025年度まで年平均15.3%で成長し、2025年度に3200億円に達すると予測している。

 デロイト トーマツ ミック経済研究所は2022年6月、市場調査レポート「aPaaS(Application Platform as a Service)が牽引するローコードプラットフォームソリューション市場動向 2022年度版」を発刊した。同社はaPaaSを「アプリケーションを設計、開発、デプロイ、管理する環境を提供するクラウドサービス」と定義したうえで、2022年4月~6月の期間で調査を行っている。

図1:ローコード開発ツールをカテゴリ別に見た市場規模の中期予測(出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所)図1:ローコード開発ツールをカテゴリ別に見た市場規模の中期予測(出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所)
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 調査では、ローコード開発ツールベンダー22社の2019年度~2022年度の実績・見込みと今後の計画を調査し、その他ベンダーの推計を合わせた市場全体について集計・分析を行い、2025年度までの中期予測を示している(図1)。

 3つのカテゴリ別に市場動向を調査・分析している。(1)aPaaS、(2)設計・コード生成型(業務仕様情報に基づき、システムの設計からソースコードを自動生成するツール)、(3)業務アプリ実行エンジン型(あらかじめ用意したテンプレートをもとにアプリケーションを生成するツール)である。

 ローコード開発ツール市場全体では、2020年度実績が1515億円(対前年比111%)、2021年度実績が1955億円(同129%)、2022年度見込みが2207億円(同112%)である。このうち、aPaaSは、2020年度実績が756億円(同123%)、2021年度実績が1086億円(同143%)、2022年度見込みが1292億円(同118.9%)と伸長が続いている。

 製品・サービスのカテゴリー別の構成比率は、2021年度実績で、aPaaS(56%)、設計・コード生成型(39%)、業務アプリ実行エンジン型(5%)である。引き続き、aPaaSが市場全体を押し上げている。

 中期予測では、全体市場は2019年度実績から2025年度予測にかけて年平均成長率(CAGR)15.3%で推移し、2025年度に3200億円を予測する。カテゴリ別に見ると、aPaaSが年平均24.1%成長し2025年度に2233億円、設計・コード生成型が年平均4.2%成長し2025年度に849億円、業務アプリ実行エンジン型が年平均5.4%成長し2025年度に118億円を予測している。

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