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ワークスアプリケーションズ、グループウェア「ArielAirOne」でTeams/Outlookとの連携に対応

2022年6月24日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ワークスアプリケーションズ・エンタープライズは2022年6月24日、大手企業向けグループウェア「ArielAirOne Enterprise」に、Microsoft TeamsおよびMicrosoft OutlookとのAPI連携機能を追加すると発表した。同年7月1日から利用可能になる。ワークフロー承認依頼のTeamsへの通知や、カレンダー情報のOutlookへの同期ができるようになる。

 ワークスアプリケーションズ・エンタープライズの「ArielAirOne Enterprise」は、大手企業向けのグループウェアである。アドレス帳やカレンダー/施設予約、掲示板・社員通知、ファイル管理といった情報共有に必要な機能を網羅している。また、ワークフローの開発基盤を提供する。

 特徴は2つで、1つはローコードでワークフローアプリケーションを設計できる点である。標準のシステム部品を使って入力画面(フォーム)、情報の流れ(フロー)、一覧表示(ビュー)を定義する。もう1つは、大手企業に特有の複雑なワークフローを実装するために必要な、細かなアクセス権限を設計できる点である。人事システムと連携し、人事異動や組織再編の際にアクセス権限を反映可能である。本人以外の代理人による承認・申請も可能である。

 今回の機能強化では、Microsoft TeamsおよびMicrosoft OutlookとのAPI連携機能を追加する。ワークフローの承認依頼をTeamsで通知したり、カレンダー情報をOutlookに同期させたりできるようになる。

ワークフローの承認依頼をTeamsで通知

 ArielAirOneとTeamsの連携により、会議予定やワークフロー承認依頼などをArielAirOneに登録した際に、Teamsのチャット上に通知する。チャットでのコミュニケーションが一般的になりつつある一方で、会議の予定管理やワークフローの申請承認を別のツールで管理していて、複数のシステムを巡回する手間が発生するといったケースで手間を省くことができる(画面1)。

画面1:Teamsと連携し、会議予定やワークフロー承認依頼などをArielAirOneに登録した際に、Teamsのチャット上に通知する(出典:ワークスアプリケーションズ・エンタープライズ)画面1:Teamsと連携し、会議予定やワークフロー承認依頼などをArielAirOneに登録した際に、Teamsのチャット上に通知する(出典:ワークスアプリケーションズ・エンタープライズ)

 ArielAirOne上で会議スケジュールを設定すると同時に、Teamsのオンライン会議URLを発行する。会議参加者は、自身のスケジュールに記載してあるURLをクリックしてオンライン会議に参加できる。

スケジュールをOutlookのスケジュールに同期

 ArielAirOneとOutlookの連携により、ArielAirOneのスケジュール予定をOutlookのスケジュールに同期する。副業や家事育児の予定をOutlookで管理し、本業のスケジュールをArielAirOneに登録して連携させるといった使い方が可能である。1つのカレンダーで自身の全ての予定を確認できるようになり、予定の重複を防げる(画面2)。

画面2:Outlookと連携し、ArielAirOneのスケジュール予定をOutlookのスケジュールに同期する(出典:ワークスアプリケーションズ・エンタープライズ)画面2:Outlookと連携し、ArielAirOneのスケジュール予定をOutlookのスケジュールに同期する(出典:ワークスアプリケーションズ・エンタープライズ)

 「働き方改革によって、ビジネスワーカーが本業の合間に副業や家事育児に時間を使うケースが増えている。本業の予定を社内グループウェアのスケジュールで管理し、副業や家事育児の予定を個人のカレンダーサービスで管理するなど、複数のカレンダーを併用して予定管理をするニーズがある」(同社)ことに応える。

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