[新製品・サービス]

日立、コンテナの導入とCI/CD環境の構築を支援するSIサービスを提供

2022年9月16日(金)IT Leaders編集部

日立製作所は2022年9月15日、SIサービス「コンテナ導入支援サービス」と「CI/CD環境構築サービス」を提供開始した。以前より提供する基幹システムのモダナイゼーションを支えるコンテナ関連サービスに新サービスを追加した形である。新サービスにより、コンテナ基盤の導入に向けた迅速な検証や、コンテナ上のアプリケーション開発のスピードと品質の向上を支援する。価格(税別)は、検証用コンテナ環境が月額40万円から、CI/CD環境作成が1コンテナ200万円から。

 日立製作所は、基幹システムのモダナイゼーションを支えるコンテナ関連サービス群を提供している。コンテナ移行のアセスメント、コンテナ環境の構築・運用、コンテナアプリケーションの開発支援などである(図1)。

図1:日立製作所が提供するコンテナ関連サービスの一覧(出典:日立製作所)
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 新たに2つのサービスを追加した。コンテナ環境を検証する「コンテナ導入支援サービス」と、コンテナ上の開発においてビルド・テスト・デプロイを自動化する環境を構築する「CI/CD環境構築サービス」である。

 コンテナ導入支援サービスは、検証用のコンテナ環境をマネージドサービスとして提供する。何から着手してよいか分からないユーザーでも検証を行えるように、サービスの運用体制や運用ワークフロー、PoC検証項目などを合わせて提供する。ユーザー側は、アプリケーションを準備するだけで迅速にPoCを実施できるとしている。コンテナ運用基盤に、「VMware Tanzu」または「Red Hat OpenShift」のいずれかを選択できる。

 CI/CD環境構築サービスは、コンテナと共にCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)を導入したいユーザーに向けて、ユーザーのコンテナ環境に適したCI/CDツールの選定・評価、環境構築、運用保守を支援する。また、CI/CD環境の効果的な利用方法を日立のエンジニアがレクチャーし、ユーザーみずからの活用を促進する。

 CI/CD環境構築サービスの利用により、コンテナ上のアプリケーション開発におけるビルド・テスト・デプロイを自動化する。機能の改善や追加などによるプログラムの修正に対する不具合を早期に発見して品質を維持するとともに、テスト作業を効率化する。また、テスト環境や本番環境に自動的にアプリケーションをデプロイすることで、手動による人的ミスや手戻りを防げるようになる。

 「コンテナ環境を用いた開発にはコンテナ特有のノウハウが必要になる。コンテナ環境はシステム運用の複雑性が高く、インフラからアプリケーションまで稼働状況を監視・管理することが難しい」(同社)ことから、新サービスの提供に至ったという。

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日立製作所 / コンテナ / CI/CD / SI

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