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グループウェア新版「desknet's NEO V7.1」、容易に機能を追加できる「プラグイン」に対応

2022年9月28日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネオジャパンは2022年9月28日、Webグループウェアの新版「desknet's NEO V7.1」を発表した。新版では、受発注管理などの業務をカスタマイズ型で機能追加するAppSuiteに「プラグイン」機能を追加した。合わせて、手書き部品など3つのプラグイン部品を用意した。

 ネオジャパンの「desknet's NEO」はWebグループウェアである。クラウドサービス版とオンプレミス版がある。HTML5を採用して画面遷移を減らすなど操作性に注力している。PC用画面に加えて、スマートデバイス用画面も用意している(関連記事ネオジャパン、グループウェア新版「desknet's NEO V7.0」、テレワーク状況を可視化)。

 特徴の1つに、受発注管理などの日常業務をカスタマイズ型でdesknet's NEOに機能追加する「AppSuite」がある。ライブラリの中から目的に合ったテンプレートを選び、自社の業務や運用に合わせてカスタマイズして使える(関連記事ネオジャパン、業務アプリをカスタマイズベースで簡単に作れるツールを2017年秋に出荷)。

 新版のV7.1では、AppSuiteの拡張としてプラグイン機能が加わった。実験的な機能やニッチな機能などを容易に追加できるとしている。合わせて、新しい入力インタフェースを備えた「手書き部品」「リアクションボタン部品」「コメント部品」をプラグインとして用意した。

 「手書き部品」は、手書きした情報をデータとして保存できるようにする。ペンの太さや色を変更でき、写真のアップロードも可能である。用途として、「報告内容を手書きする」「報告書にサインを残す」「写真を撮影して対象箇所を示す」「工場や倉庫などの図面上に搬入出ルートを図示する」などを挙げている(画面1)。

画面1:プラグイン「手書き部品」を組み込んだアプリケーション画面(出典:ネオジャパン)

 「リアクションボタン部品」では、データの参照画面上で「確認済み」や「賛成・反対」などのリアクションを残せる。ボタンの色やラベルなどのデザインを自由に変更可能である(画面2)。

画面2:プラグイン「リアクションボタン部品」を組み込んだアプリケーション画面(出典:ネオジャパン)

 「コメント部品」では、それぞれのデータにコメント入力欄を追加し、メンバーとの間でコミュニケーションが行える。部品をアプリに貼り付けるだけで、データの参照画面からコメントを追加・削除できるようになる(画面3)。

画面3:プラグイン「コメント部品」を組み込んだアプリケーション画面(出典:ネオジャパン)

 また、新版では、AppSuiteでのアプリ(機能)作成時に複数の入力部品の値を組み合わせた入力チェックが可能になった。例えば、「選択肢でその他が選択されたら、テキスト入力を必須にする」といった制御を行えるようになった。加えて、自動計算部品を使った再計算処理を、時間を指定して自動実行できるようになった。これにより、負荷の高い集計処理などを夜間にまとめて処理するといったことが可能になった。

 パッケージ版のサーバー動作環境は、Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2/2012、Red Hat Enterprise Linux 8.1/7.1、AlmaLinux 8.5、CentOS 8.1/7.2。クライアント動作環境は、Windows(Webブラウザ:Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox)、macOS(同:Safari)、iOS/iPadOS(同:Safari)、Android(同:Chrome)。またモバイルアプリ版はiOS 13以降、Android 8以降となっている。

 価格(税別)は、クラウド版の場合、1ユーザーあたりdesknet's NEO本体が月額400円。AppSuiteが月額320円。パッケージ版の場合、300ユーザーまでのスモールライセンスで、desknet's NEOが100ユーザー37万8000円、AppSuiteが100ユーザー30万2000円など。300ユーザー以上のエンタープライズライセンスでは、desknet's NEOが300ユーザー150万円、AppSuiteが300ユーザー120万円など。

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