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システム操作証跡取得ツール「ESS REC」クラウド版でPC操作者のカメラ画像を記録可能に

2022年10月25日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンカレッジ・テクノロジは2022年10月25日、システム操作証跡取得ソフトウェア「ESS REC」のクラウド版に、PC操作者のカメラ画像を記録する「カメラセンサー」機能を追加した。WindowsのPCカメラに映るシステム管理者/社員の顔画像や様子を監視可能にする。同年11月1日から利用可能になる。

 エンカレッジ・テクノロジの「ESS REC」は、Windows PCの操作を映像(動画)や操作ログで記録するシステム操作証跡取得ソフトウェアである。システム管理業務の内部統制が目的である。

 動画と並行して、ファイル操作やUSBストレージの接続/切断といった操作ログも記録する。同一時刻の動画と動作ログを突き合わせることで、情報漏洩の原因を突き止めやすくなる。なお、ESS RECのラインアップの1つとして、オフィス業務の監視を目的としたエディション「ESS REC NEAO」もある(関連記事システム操作証跡取得ツール新版「ESS REC V5.7」、PC操作者のカメラ画像を記録可能に)。

図1:ESS REC Cloudで外部委託先の操作記録を取得する構成例(出典:エンカレッジ・テクノロジ)
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 「ESS REC」シリーズには、管理サーバーをSaaS型のクラウドサービスとして提供する「ESS REC Cloud」および「ESS REC NEAO Cloud」もある。AWS(Amazon Web Services)上で管理サーバーを稼働させ、これを月額制で提供している。クラウド版では、ESS RECの管理サーバーをオンプレミス環境に構築する必要がない(関連記事Windows操作画面を録画する「ESS REC」にクラウド版、管理サーバーをAWSで提供)。

 今回、オンプレミス版だけが備えていた「カメラセンサー」機能を、クラウド版でも使えるようにした(図1)。操作者のカメラ画像を記録する機能である。これまで監視できていたWindows操作ログとWindows操作動画に加えて、WindowsのPCカメラに映るシステム管理者/社員の顔画像と様子を監視できる。画像を一定間隔で取得して記録する。画像解析によって、操作する人の顔も認識する。

 システム管理業務を対象としたESS RECでは、長時間の離席などで一定時間顔を認識できなかった場合や、複数人の顔が映り込んでいる場合に、アラートを発信可能である。一方、一般社員のオフィス勤務時やテレワーク時の働き方を監視するESS REC NEAOでは、在席中(業務中)か離席中かが分かる。

 今回のクラウド版の強化ではさらに、クラウド上の管理サーバーに対するアクセスをアクセス元IPアドレスで制御できるようにした。

 価格(税別)は、ESS REC NEAO Cloudの場合、Plan SS基本サービス(ユーザー規模100人を想定したシングルサーバープラン)が月額18万5000円。ESS REC Cloudの場合、Plan MR基本サービス(ユーザー規模200人を想定した冗長化サーバープラン)が月額41万円。いずれも契約期間は1年間で、初期費用が20万円かかる。

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エンカレッジ・テクノロジ / 不正防止 / 内部統制 / ESS REC

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