[新製品・サービス]

システム操作証跡取得ツール「ESS REC」にクラウド版を追加、管理サーバーをAWSで提供

2021年6月15日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンカレッジ・テクノロジは2021年6月15日、Windowsの操作を映像(動画)で記録するシステム操作証跡取得ソフトウェア「ESS REC」シリーズの管理サーバーをSaaSで提供するクラウド版を追加した。「ESS REC Cloud」および「ESS REC NEAO Cloud」のサービス名で同日販売を開始した。

 エンカレッジ・テクノロジの「ESS REC Cloud」および「ESS REC NEAO Cloud」は、Windowsの操作を映像(動画)で記録するシステム操作証跡取得ソフトウェア「ESS REC」シリーズの管理サーバーをSaaSで提供するサービス(画面1)である(関連記事システム操作証跡取得ツール新版「ESS REC V5.7」、PC操作者のカメラ画像を記録可能に)。

 ESS RECは、Windowsの操作を映像(動画)で記録するセキュリティソフトウェアで、システム管理業務の内部統制を目的としている。ファイル操作やUSBストレージの接続/切断といった操作ログも、テキストログとして動画と並行して記録する。同一時刻の動画とテキストログを突き合わせることで、情報漏洩の原因を突き止めやすくなる。

 一方のESS REC NEAOは、オフィス業務の監視を目的とした製品である(関連記事テレワーク時の働き方を監視できる「ESS REC NEAO」を強化、カメラによる顔認識で在席確認)。Windowsの操作ログと操作動画によってWindowsを操作している時間帯と操作していない時間帯が分かり、テレワーク環境下での社員の勤務実態を把握できる。

 今回、ESS RECの管理サーバーを、AWS(Amazon Web Services)をホストにして月額制のSaaSで提供開始した。ユーザーは、ESS RECの管理サーバーをオンプレミス環境に構築する必要がなくなる。

画面1:ESS REC/ESS REC NEAOで取得した操作記録の再生画面(出典:エンカレッジ・テクノロジ)画面1:ESS REC/ESS REC NEAOで取得した操作記録の再生画面(出典:エンカレッジ・テクノロジ)
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 クラウド上でのセキュリティ/可用性を確保するために、他社とは共有しないユーザー専用のインスタンスを用意した。可用性については、2つのデータセンターをまたがったシステム構成を選択することで、データセンター全体に影響が及ぶ障害が発生した場合でも、システムの利用を継続できる。

 価格(税別)は、ESS REC CloudがPlan MS(ユーザー規模200人を想定した冗長化サーバープラン)で月額41万円。ESS REC NEAO Cloudが、Plan SS(ユーザー規模100人を想定したシングルサーバープラン)で月額17万5000円。いずれも契約期間は1年間で、初回申込時に初期費用20万円が発生する。これらのサービスには、操作内容の監視・記録ツール「ESS REC Agent」および「ESS REC NEAO Agent」は含まず、別途購入が必要になる。

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エンカレッジ・テクノロジ / ESS REC / 不正防止 / 内部統制

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