日本ティーマックスソフトは2022年11月11日、メインフレームからクラウドへの移行を実施した企業に向けて、クラウドの運用・保守・監視サービスを開始すると発表した。韓国Claion(クレイオン)と共同で2023年1月10日から提供する。クラウド環境を24時間365日監視し、障害検知時の障害1次対応などを提供する。2023年4月~6月には、両社共同で国内にマルチクラウド運用センターを設置する予定である。
韓国TmaxSoft日本法人の日本ティーマックスソフトは、メインフレームからクラウドへの移行を実施した企業に向けて、クラウドの運用・保守・監視サービスを2023年1月10日から開始する。マネージドサービス事業者(MSP)の韓国Claion(クレイオン)と共同で、クラウド環境を24時間365日監視し、障害検知時の障害1次対応などを提供する。2023年4月~6月には、両社共同で国内にマルチクラウド運用センターを設置する予定である。
TmaxSoftは、メインフレームで動作するCOBOLやPL/Iで開発されたレガシーアプリケーションを再開発せずにオープン環境に移行する「OpenFrame」を提供している(関連記事:TmaxSoft、メインフレーム環境をそのままクラウドに移行する「OpenFrame onクラウド」)。
一方で、メインフレームの刷新やクラウド移行を成功させても、クラウドを運用するエンジニアの確保や、移行したレガシーアプリケーション(COBOL、PL/I、JCL)を管理する人材の確保が課題だった。
今回、メインフレームからクラウドに移行した企業のIT環境を24時間365日監視し、障害検知時の障害1次対応などを行うサービスを開始する。TmaxSoftのレガシーシステムの運用経験とClaionのクラウドMSPの経験を基に提供する。対象のクラウドサービスはAmazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureの2つで、以降、対象サービスを拡充していくとしている。
同サービスの主なメニューは以下のとおりである。
- 障害に対する1次対応(MSP)と2次対応(MSP+CSP〈クラウドソリューション事業者〉)
- 月次レポートの提供
- 総合的な問い合わせ用サービスデスク
- クラウド技術Q&Aなどクラウド環境の運用
- レガシーアプリ(COBOL、PL/I、JCL)の維持運用サポート