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SCSK、社内外のデータを統合するデータ活用基盤「Add-Value for Insight」

インフォマティカのデータ管理ツールとGoogle Cloudで構成

2022年12月2日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SCSKは2022年11月29日、データ活用基盤「Add-Value for Insight」を同年12月から提供すると発表した。SAP S/4HANAを中核に、社内外の各種データを手間をかけずに統合するとしている。これにより、経営層や現場のユーザーがタイムリーにデータを活用できるように支援する。価格は個別見積もり。今後1年間で4~5社、2025年度までに10~15社の販売を目標にする。

 SCSKの「Add-Value for Insight」は、社内外の各種データを統合するデータ活用基盤である。SAP S/4HANAを中核に各種コネクタを用意し、社内外の各種データを手間をかけずに統合するとしている。これにより、経営層や現場のユーザーがタイムリーにデータを活用できるように支援する(図1)。

図1:SCSKが構築・提供するデータ活用基盤「Add-Value for Insight」の概要(出典:SCSK)
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 インフォマティカ・ジャパンのデータ管理クラウドサービス「Intelligent Data Management Cloud」と、Google Cloudのデータ管理サービス群を組み合わせてデータ活用基盤を構成し、検証済みモデルとしてテンプレート化した。1から環境を構築・検証する必要がなく、データ活用基盤を短期間・低コストで構築可能である。

 Intelligent Data Management Cloudは、各種形式のデータを収集・抽出・変換・格納し、これらのデータをカタログ化する。社内に散在するすべてのデータを一元管理することで、データのサイロ化を解消する。また、カタログ化によってデータの所在や意味からデータを見つけやすくなるので、目的のデータを探索する時間が減る。全社横断で、どこからでも容易に欲しいデータを発見し、分析・活用できるようになる。

 同社は、「思うようにデータを活用できている企業は一握り」だと指摘する。この要因の1つにシステムの「サイロ化」がある。事業/組織ごとにシステムや業務が縦割りで、データも分断されている。「データの収集や加工に時間がかかってタイムリーに分析できない問題や、データの鮮度が低下する問題が生じている」(同社)。

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SCSK / Google Cloud / Informatica / データ活用基盤

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