[市場動向]
経産省とIPA、DX人材が習得すべきスキルを定めたPDF資料「DX推進スキル標準」を公開
2022年12月21日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2022年12月21日、PDF資料「DX推進スキル標準(DSS-P)」を公開した。デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する人材の役割や習得すべきスキルを定義した資料である。2022年3月に公開済みのPDF資料「DXリテラシー標準(DSS-L)」と合わせ、「デジタルスキル標準(DSS)ver.1.0」として140ページのPDFファイルにまとめて公開した。
経産省とIPAが公開した「DX推進スキル標準(DSS-P)」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する人材の役割や習得すべきスキルを定義したPDF資料である。2022年3月に公開済みのPDF資料「DXリテラシー標準(DSS-L)」と合わせて「デジタルスキル標準(DSS)ver.1.0」として140ページのPDFファイルにまとめて公開した。
- DX推進スキル標準(2022年12月21日公開):DXを推進する人材の役割や習得すべきスキルの標準
- DXリテラシー標準(2022年3月29日公開済み):すべてのビジネスパーソンが身につけるべき能力・スキルの標準
新たに公開した「DX推進スキル標準」は、DXを推進する人材の役割や習得すべき知識・スキルを示すものである。狙いは、これらを育成の仕組みに結び付けることで、リスキリングの促進、実践的な学びの場の創出、能力・スキルの見える化を実現することである。DX推進スキル標準における人材類型の定義は、図1のとおり。
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2022年3月に公開済みの「DXリテラシー標準」は、働き手一人ひとりがDXに関わり、成果を仕事や生活で役立てるうえで必要になるマインド・スタンスや知識・スキルを示すものである。DXリテラシー標準の全体像は、図2のとおり。
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DXリテラシー標準とDX推進スキル標準を合わせて公開したPDF資料「デジタルスキル標準(DSS)ver.1.0」の目次は、以下の通り。
- デジタルスキル標準の概要
- デジタルスキル標準策定の背景、ねらい
- デジタルスキル標準の構成
- デジタルスキル標準で対象とする人材
- デジタルスキル標準の汎用性
- デジタルスキル標準の活用イメージ
- DXリテラシー標準
- DXリテラシー標準策定のねらい、策定方針
- DXリテラシー標準の構成
- スキル・学習項目
- 概要
- 詳細
- DXリテラシー標準の活用イメージ
- DX推進スキル標準
- DX推進スキル標準策定のねらい、策定方針
- DX推進スキル標準の構成
- 人材類型・ロール
(類型定義、各ロールの担う責任・業務、各ロールの必要スキル)- ビジネスアーキテクト
- デザイナー
- データサイエンティスト
- ソフトウェアエンジニア
- サイバーセキュリティ
- 共通スキルリスト解説
- DX推進スキル標準の活用イメージ