[新製品・サービス]
丸紅ネットワーク、IT基盤の運用を代行する「ICT統合マネージドサービス」を提供
2023年1月23日(月)IT Leaders編集部
丸紅ネットワークソリューションズは2023年1月20日、「ICT統合マネージドサービス」の提供を開始した。これまでIT基盤の構成要素ごとに提供していた5つの運用サービスを統合した。さらに今回、個々の要素技術を横断した新サービスとして「セキュリティ運用サービス」を追加した。最初に提供するサービスとして、UTM(統合脅威管理)のログを監視するサービスをリリースした。
丸紅ネットワークソリューションズの「ICT統合マネージドサービス」は、クライアントPC端末やクラウド、ネットワークなどのIT基盤全般を対象としたシステム運用管理を代行するマネージドサービスである。設定、運用、監視などを代行する。これまでIT基盤の構成要素ごとに提供していた5つの運用サービスを統合したうえで、個々の要素技術を横断した新サービスとして「セキュリティ運用サービス」を追加している(図1)。
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新たに追加したセキュリティ運用サービスとして、最初にUTM(統合脅威管理)のログを監視するサービスをリリースした。UTMのログを収集してセキュリティ監視センター(SOMPOリスクマネジメントが運営する「SOMPO SOC」を利用)に転送する機器をユーザー環境に設置して運用する。
セキュリティログ監視サービスでは、UTMのログを監視して解析し、問題の深刻度や対処方法をユーザーに報告する(図2)。これにより、インシデントの発生有無を早期に把握できるほか、インシデント発生時も迅速な対処が可能になる。別途、ファイアウォールの運用代行サービスと組み合わせることで、同社によりセキュリティ機器に対して防御策を施すことも可能である。
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ICT統合マネージドサービスの概要は以下のとおり。今後は、EDR(エンドポイント検知・対処)運用サービスと、クラウドセキュリティ運用サービスを順次リリースする予定である。
- ネットワークマネージドサービス
ネットワークの状態監視と障害復旧を支援する。ファイアウォールの運用を代行する - クラウドセキュリティマネージドサービス
Zscaler、iboss、PrismaAccessを利用しているユーザーに向けて、ユーザーからの問い合わせ対応(日本語/英語)や日々の運用を代行する - クラウドマネージドサービス
Microsoft Azureを利用しているユーザーに向けて、ユーザーからの問い合わせ対応(日本語/英語)やサービス監視、日々の運用を代行する - 仮想デスクトップマネージドサービス
Azure Virtual Desktopを利用しているユーザーに向けて、ユーザーからの問い合わせ対応(日本語/英語)や増減設定などの日々の運用を代行する - 端末マネージドマネージドサービス
ユーザーに適したPCの選定から調達、キッティング、保守、運用管理までを、サブスクリプション型で提供する - セキュリティ運用サービス
セキュリティ製品の運用を代行する。最初に、UTM(統合脅威管理)のセキュリティログ監視サービスを提供する。今後、EDR、クラウドセキュリティ運用サービスを順次リリースする