NTTテクノクロスは2023年1月24日、メール誤送信防止ソフトウェア「CipherCraft/Mail 7」にBox連携オプションを追加すると発表した。メール送信時に添付ファイルを自動でBoxにアップロードし、メール送信確認時にBoxの共有設定ができるようになる。Boxの共有リンク(URL)を相手にメールで伝える手間が減る。Box連携オプションは同年1月31日から提供する。
NTTテクノクロスの「CipherCraft/Mail」は、メールの誤送信を防止するソフトウェアである(関連記事:NTTテクノクロス、メール誤送信防止サービス「CipherCraft/Mail」強化、送信時の手間を軽減)。
メールの送信時に、本当にメールを送信してもよいかどうかを確認する手順を設ける手法で、送るべきでないメールを誤って送ってしまう事故を防ぐ。添付ファイルの暗号化によって情報漏洩を防ぐ機能も備える。
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今回、オプションでクラウドストレージ「Box」との連携機能を提供する。同機能は、送信メールに含まれる添付ファイルを自動でBoxにアップロードする。送信メールの確認画面では、Boxの共有設定が可能で、Boxの共有リンク(URL)が入ったメールが相手に送られる(図1)。
「各企業においてPPAP(暗号化ZIPファイルのメール添付)からの脱却が進む中、添付ファイルをオンラインストレージ経由で受け渡す運用が広まっている。一方で、オンラインストレージの共有リンクをメールで送信する作業が負担になっている」(NTTテクノクロス)
価格(税込み)は、CipherCraft/Mail 7本体が100ユーザーで年額17万6000円、Box連携オプションが100ユーザーで年額6万6000円。なお、別途BoxのBusinessプランの契約が必要である。