NECは2023年2月17日、PostgreSQLパッチ作成サービス「PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)」を提供開始した。PostgreSQLのコミュニティサポート終了後も該当バージョンを安心して利用し続けられるように、個別にパッチを作成・提供する。
NECの「PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)」は、PostgreSQLの修正パッチを作成・提供するサービスである。新規バグの修正パッチや後続バージョンで判明したセキュリティバグの修正パッチを、個々のユーザーに合わせて個別に作成する。これにより、PostgreSQLのコミュニティサポート終了後も該当バージョンを安心して利用し続けられるようにする(図1)。
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NECが調査して検出した新規の問題について開発コミュニティによる修正が見送られた場合でも、NECが修正プログラムを作成して提供する。また、開発コミュニティのサポートが終了したバージョンで発生した脆弱性についても、影響を調査して報告するサービスを用意している。
「オープンソースの利用が広がっている中で、PostgreSQLを重要なシステムで採用するケースが増えてきている。これに伴い、コミュニティのサポート期間に縛られることなく長期間安心してPostgreSQLを利用したいという要望も増えている」(NEC)
なお、NECは、同サービスのほかにも、透過的暗号化製品や監視製品など、PostgreSQLを安全に利用するための製品・サービスを複数提供している。