米グーグルは2023年2月28日(米国現地時間)、PostgreSQL互換のクラウドデータベース「AlloyDB for PostgreSQL」の提供リージョンを16追加して、全22リージョンで提供すると発表した。日本では、東京に加えて大阪でも利用できるようになった。同日、グーグル・クラウド・ジャパンがGoogle Cloudブログの内容を国内に紹介した。
米グーグルの「AlloyDB for PostgreSQL」は、Google Cloudで利用可能なクラウドデータベースサービスである。PostgreSQLとの互換性に加えて、コンピュートとストレージを分離したアーキテクチャなどによる高性能が特徴である(関連記事:Google Cloudの新データベース「AlloyDB」、拡張性とPostgreSQL互換性を両立)。
今回、AlloyDBの提供リージョンを、従来の6リージョンに16リージョンを加えて、全22リージョンで提供する。日本では、東京に加えて大阪でも利用できるようになった(表1)。現在プレビューとして提供しているリージョン間レプリケーション機能により、東京と大阪でDR(災害復旧)構成をとれる。
なお、AlloyDBは、「AlloyDBクラスタの作成」「クラスタ用プライマリインスタンスの作成」「psqlクライアントからクラスタへの接続」の3ステップで利用を始められる。プレビューのリージョン間レプリケーション機能では、希望のリージョンに2次クラスタを作成することで自動的にレプリケーションが開始する。
地域 | リージョン名 | 場所 |
---|---|---|
北米 | us-central1 | アイオワ |
us-east1 | サウスカロライナ | |
us-east4 | 北バージニア | |
us-west1 | オレゴン | |
us-west3 | ソルトレイクシティ | |
us-west4 | ラスベガス | |
欧州 | europe-central2 | ワルシャワ |
europe-north1 | フィンランド | |
europe-west1 | ベルギー | |
europe-west2 | ロンドン | |
europe-west3 | フランクフルト | |
europe-west6 | チューリッヒ | |
アジア | asia-east1 | 台湾 |
asia-east2 | 香港 | |
asia-northeast1 | 東京 | |
asia-northeast2 | 大阪 | |
asia-northeast3 | ソウル | |
asia-south1 | ムンバイ | |
asia-southeast1 | シンガポール | |
asia-southeast2 | ジャカルタ | |
豪州 | australia-southeast1 | シドニー |
australia-southeast2 | メルボルン |