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SCSK、小売業の店舗業務ナレッジを含めたクラウドBI「ナレコレ BI」を提供

カスタマイズ不要で、最短10営業日で利用を開始

2023年5月12日(金)IT Leaders編集部

SCSKは2023年5月10日、小売店舗向けBI(ビジネスインテリジェンス)サービス「ナレコレ BI」を開始した。SaaS型クラウドサービスとして提供する。特徴は、小売店舗の管理に必要なナレッジを標準化して実装していることと、実際の業務での活用方法を整備していること。データの分析だけでなく、施策の立案やビジネスの意思決定を支援する、としている。価格(税別)は、レポート参照ユーザー1人あたり初期費用が15万円、月額費用が1万円など。

 SCSKの「ナレコレ BI」は、小売店舗に向けたクラウド型のBI(ビジネスインテリジェンス)サービスである(図1)。特徴は、小売店舗の管理に必要なナレッジを標準化して実装していることと、実際の業務での活用方法を整備していること。データの分析だけでなく、施策の立案やビジネスの意思決定を支援する。

図1:小売店舗向けBIサービス「ナレコレ BI」の概要(出典:SCSK)
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 小売業の店舗運営を改善するうえで必要なデータ分析機能を提供する。さらに、問題点の把握・改善に向けたアクションも提示する。活用するデータは、POS(販売時点情報管理)データなど16種類。これらのデータを、「経営分析」「販売分析」「商品・店舗分析」「顧客・従業員生産性分析」の4カテゴリ計21画面で分析する。

 カスタマイズは不要で、導入後すぐに店舗別の売上実績や予測、顧客種別や購入率、来店状況を把握できる。小売業のデータ分析に必要な標準的な機能を最初から備えることから、最短10営業日で利用を始められる。ただし、利用にあたっては、分析用のデータをCSV(カンマ区切り形式)ファイルとして準備する必要がある。

 同サービスを有効活用するための研修サービスも標準で提供する。実践型の導入時研修と、導入後2カ月~3カ月頃の定着化研修の計2回を、日本能率協会コンサルティング(JMAC)とともに提供する。オプションで、ユーザーの業務改善サイクルの定着までを支援する個別コンサルティングも提供する。

 価格(税別)は、あらかじめ用意したレポートを参照可能なライセンス「参照ユーザー」の場合、初期費用が1人あたり15万円、月額費用が1人あたり1万円。必要に応じてテンプレートのカスタマイズや新規機能の追加が可能なライセンス「管理ユーザー」の場合、初期費用が1人あたり15万円、月額費用が1人あたり1万5000円。

 近日中の機能強化点として、安全在庫量を下回ったことを店舗の従業員に知らせる「仕事指示(アラート)」機能をリリースする予定である。今後は、売上予測をシミュレーションする「予測機能」などの機能についても検討する予定としている。

 「ECサイトや大手チェーン店など、競合との価格や顧客獲得の競争を強いられる小売業において、データを活用した業務改善の検討が進んでいる。また、消費社会における価値観の多様化、顧客行動の複雑化もあり、データそのものの価値が高まっていることに加え、データ量も増えている。BIツールが有効であるものの、使いこなしが難しいという問題がある」(SCSK)

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