伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2023年5月31日、ラキールのマイクロサービス開発実行基盤「LaKeel DX」を販売すると発表した。マイクロサービス技術を活用した業務アプリケーションを開発・運用するためのシステム基盤である。ソフトウェアを部品として開発することで、自社の業務に適合したアプリケーションを短期間で構築できる。運用を止めることなく、既存システムを段階的に更新していける。販売目標として3年間で15億円を掲げる。
「LaKeel DX」は、ラキールが開発した、マイクロサービス技術を活用したアプリケーション開発・運用基盤である。ソフトウェアを部品として開発し、クラウド上で組み立てることで、自社の業務に適したアプリケーションを早期に構築可能である(図1)。
図1:「LaKeel DX」の概要(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)拡大画像表示
LaKeel DXで開発したソフトウェア部品は、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどのパブリッククラウド上で稼働させられる。アプリケーション の単位でクラウドサービスを乗り換えることも可能である。
部品ごとに、新機能の追加や、性能の向上を図れる。これにより、機能の陳腐化を抑制し、いつでも再利用が可能な状態で、技術的な資産を蓄積できる。ビジネス環境の変化に対し、ソフトウェア部品の組み替えや追加によって対応可能である。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、LaKeel DXのライセンスを販売するとともに、LaKeel DXを活用したシステム構築サービスを提供する。マイクロサービスの設計・開発・運用管理を含めて、システム全体の構築を支援する。
「サービスの開発や既存システムの改善を迅速化することが求められている。最小限の機能を持った複数のソフトウェアを組み合わせてアプリケーションを構成するマイクロサービスの開発手法に注目が集まっている」(CTC)
CTCとラキールの両社は今後、LaKeel DXのユーザーが開発したアプリケーションを流通させる環境「LaKeel DXエコノミー」の展開を視野に入れ、新たなビジネスモデルの創出を進めていく。
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