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SOMPOリスクマネジメント、AIマルウェア対策ツール「Deep Instinct」にインシデント対応とサイバー保険を付けて提供
2023年6月2日(金)IT Leaders編集部
SOMPOリスクマネジメントは2023年6月1日、サイバー保険付きマルウェア対策ソフトウェア「Deep Instinct SOMPO安心サポートパック」を販売すると発表した。イスラエルのAIマルウェア対策ツール「Deep Instinct」に、SOMPOリスクマネジメントのセキュリティサポートと損害保険ジャパンのサイバー保険を加えて提供する。価格は要問い合わせで、販売目標として2年間で1億円を掲げる。
SOMPOリスクマネジメントが販売する「Deep Instinct SOMPO安心サポートパック」は、サイバー保険とセキュリティサポートが付帯したマルウェア対策ソフトウェアである。イスラエルのディープインスティンクトが開発したAIマルウェア対策ツール「Deep Instinct」に、SOMPOリスクマネジメントのセキュリティサポートと損害保険ジャパンのサイバー保険を加えて提供する(図1)。
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「エンドポイントのマルウェア対策としてEDR(エンドポイント検知・対処)などのツールが普及している一方で、セキュリティ専任担当がいない組織ではツールを十分に活用できておらず、インシデントの対応にも多く時間を要している。こうした中で、インシデント対応を含めたパッケージを用意した」(SOMPOリスクマネジメント)
SOMPOリスクマネジメントによるセキュリティサポートでは、セキュリティのトピックス/脅威動向をタイムリーに提供するほか、インシデント対応のサポートデスクを提供する。インシデントが発生した際には、SOMPOリスクマネジメントのサポートチームが相談受付から初動対応までを実施する。
専用のサイバー保険(引受保険会社:損害保険ジャパン)は、サイバー攻撃などによる情報漏洩またはそのおそれに起因して発生する各種損害を補償する。インシデントのサポートデスクとあわせて、インシデント対応を金銭面で支える。
Deep Instinctは、ファイルがマルウェアかどうかの判定に、ディープラーニング(深層学習)によって生成した判定アルゴリズムを用いる。既知のマルウェアだけでなく、ゼロデイ攻撃に使われる未知のマルウェアも検知する。一般的なシグネチャマッチング型のマルウェア対策ソフトと異なり、既知のマルウェアに関するシグネチャデータを日々更新する必要がない。判定アルゴリズムの更新頻度は緩やかなので、メンテナンスの負荷は低い(関連記事:ディープラーニングによるマルウェア対策「Deep Instinct」が日本法人を設立、年内に代理店を拡充)。