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外食チェーン運営のコロワイド、POS・本部システムを店舗管理パッケージで統一、2000店舗以上に展開

2023年6月20日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

外食チェーン運営のコロワイド(本社:神奈川県横浜市)は、直営およびフランチャイズのPOS・本部システムを、外食産業向け店舗管理パッケージソフトウェアで統一した。主要機能は、2023年4月までに、国内の大半の店舗に相当する2000店舗以上に展開した。発注機能など一部機能は全店舗に展開済みである。店舗管理パッケージ「TastyQube Growth」を提供したクオリカが2023年6月20日に発表した。

 コロワイドグループは、国内・海外を合わせて2640店舗(2023年3月末時点)を展開している外食チェーン運営企業である。牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、土間土間、フレッシュネスバーガーなどを運営するレインズインターナショナルほか、かっぱ寿司、大戸屋、ステーキ宮など各チェーンを運営している。

 同グループは、M&Aによってグループに参加した各社のPOS・本部システムが複数稼働しており、マスター管理やシステム運用が煩雑化していた。今回、この課題の解決を目的に、POS・本部システムを統合した。

 統合にあたっては、レインズインターナショナルが2013年から運用している「TastyQube」(TastyQube Growthの前バージョン)の実績を評価し、コロワイドグループ全体に「TastyQube Growth」を展開した。

 発注システムなど一部のシステムについては、国内の全店舗に展開済み。今回、TastyQube Growthの主要機能を国内店舗の大半にあたる2000店舗以上に、2023年4月までに展開した。

 導入の効果として、マスター管理とシステム運用の一元化により、煩雑さが減ることを期待している。さらに、運用保守のレベルを統一することで、システムに問題が発生した際の解決までの時間が短くなるとしている。また、カスタマイズが必要になった際にも、複数のシステムを更新する必要がなくなる。

 今後は、来店した顧客みずから会計作業のすべてを行う、フルセルフレジの導入を検討している。居酒屋など食事後に会計する「後会計」の店舗に加え、ファストフードなど事前に会計する「前会計」の店舖も対象となる。

 なお、TastyQube Growthは、POSシステムと本部システムで構成する外食業専門の店舗管理ソフトウェアである。POSシステムは、後会計と前会計の両方に対応。本部システムは、日々の売上管理から発注・廃棄などの食材管理、従業員の勤怠管理まで、飲食店経営に必要な業務をカバーする。

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