[新製品・サービス]
IT資産管理ツール新版「MaLion 7」、Windows/Macに加えてモバイルデバイスを管理
2023年8月24日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
インターコムは2023年8月24日、IT資産管理・情報漏洩対策ソフトウェアの新版「MaLion(マリオン)7」を発表した。同年8月29日に販売開始する。新版では、管理対象をWindows/Macだけでなく、モバイル端末にまで広げ、iPhone/Androidのインベントリ情報を収集・管理する。また、MDM(モバイルデバイス管理)機能の「BizMobile Go! オプション」を追加した。1年で300社の販売を目標に掲げる。
インターコムの「MaLion(マリオン)」は、IT資産管理と情報漏洩対策が中核のクライアント管理ソフトウェアである。Windows/Macのクライアントデバイスに専用のエージェントソフトをインストールして使う。オンプレミス版の「MaLion」とクラウド版の「MaLionCloud」がある。
IT資産管理ではインベントリ情報収集とソフトウェア配布を、情報漏洩対策ではクライアント操作の監視・制御の機能を備える。前者では、各PCにどのようなソフトウェアがインストールされているのかを把握・管理する。古いバージョンのソフトウェアを使うPCに対して、新バージョンを配信して更新するといった運用がとれる。
今回、オンプレミス版の新版「MaLion 7」をリリースした。新版では、管理対象をモバイル端末にまで広げ、MDM(モバイルデバイス管理)機能の「BizMobile Go! オプション」を追加した。MDMの仕組みにIoT-EXの「BizMobile Go!」を利用する(図1)。
MDMオプションにより、Windows/Macだけでなく、iPhone/Androidのインベントリ情報を収集・管理できるようになった。スマートフォンやタブレットの盗難、紛失対策として、リモートロック機能とリモートワイプ(初期化)機能も備えている。なお、クラウド版では2023年4月にリリースした「MaLionCloud 7.0」で同オプションを提供済みである(関連記事:IT資産管理ツール新版「MaLionCloud 7.0」、複数PCを使う社員の全操作ログを1画面で表示する新機能)。
参考価格はPC100台で100万円。保守・サポート費用が別途必要となる。BizMobile Go!オプションは、モバイル端末1台あたり年額3600円。