正栄食品工業(本社:東京都台東区)は2023年4月、オンプレミスで運用していたファイルサーバーをAmazon Web Services(AWS)に移行した。BCP(業務持続計画)を整備すると共に情報システム部門のシステム運用負荷を軽減した。移行を支援したインテックが同年10月11日に発表した。
ドライフルーツやナッツなどの加工食品を製造・販売する正栄食品工業は2023年4月、オンプレミスのサーバーラックで運用していたファイルサーバーを、Amazon Web Services(AWS)に移行した。移行先にファイルサーバーサービス「Amazon FSx for Windows File Server」を導入し、社内ネットワークからVPNで接続して利用している(図1)。
図1:AWS上に構築したファイルサーバーの運用監視体制(出典:インテック)拡大画像表示
AWSへの移行に伴ってBCP(事業継続計画)を整備し、災害などによって本社のシステムが機能しなくなった場合などに備える。データのバックアップはAWSのサービスを利用して定期的に取得する。また、機器の定期更新や運用・保守などの作業から解放されたことで、情報システム部門の労力軽減が図られた。
移行を支援したインテックが、引き続き運用を支援する。フルマネージド型ではなく、正栄食品工業がAWSの管理コンソールやDatadogによる監視ダッシュボードから、ディスク使用量やCPUリソースなどを確認/操作し、適宜サポートを得る体制を敷いている。
今後、社外からもファイルサーバーに接続できるようにする予定である。現状は、社内ネットワークとAWSをVPNで接続し、社外からの利用を考慮していない。「営業担当者が商談のために社内の情報を参照したいと思った場合、その都度帰社しなければならない。こうしたことを改善する」(同社)考えである。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



