[新製品・サービス]

NTTドコモ、衛星インターネット「Starlink Business」を2023年内を目途に提供

KDDIとソフトバンクに次いで、スカパーJSATを通じて提供

2023年11月1日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTドコモは2023年10月31日、米Space Exploration Technologies(SpaceX)の衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」を2023年内を目途に提供開始すると発表した。同社グループで法人事業を展開するNTTコミュニケーションズ(NTT Com)が販売する。NTTドコモは、Starlink Japanから再販事業者認定を受けたスカパーJSATを通じて、2次販売事業者としてStarlink Businessを提供する。なお、国内では以前からKDDIとソフトバンクがStarlink Businessを提供している。

 NTTドコモは、米SpaceXの衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」を2023年内を目途に提供開始する。同社グループのNTTコミュニケーションズ(NTT Com)が販売する。NTT Comは、同サービスを活用し、ユーザーの需要に合った製品・サービスを提案していく(写真1)。

写真1:Starlinkのアンテナを設置した建物の外観(出典:スカパーJSAT)

 NTTドコモは、Starlink Japanから再販事業者として認定を受けたスカパーJSATを通じて、2次販売事業者としてStarlink Businessを提供する(スカパーJSATも販売する)。なお、国内では以前からKDDIとソフトバンクがStarlink Businessを提供している。

 Starlink Business利用の一例として、災害時のバックアップ回線を挙げている。また、山間部の建設現場における遠隔監視や、農業など1次産業向けIoTシステムのネットワーク回線として利用可能である。日本の領海内のサービス提供エリア内であれば海上でも利用できる。

 NTTドコモは、以前より衛星電話サービス「ワイドスターII」「同III」を提供している。緊急通報を含む音声通話やファクス/データ通信などの用途に衛星電話サービスを使い、インターネット通信の用途にStarlink Businessを使うといった使い分けを提案している。

 NTTドコモによるサービスの提供開始日や料金/プランは未定。一方、スカパーJSATはアンテナを指定場所に設置するスタンダードプラン(1TB/2TB/6TB)、アンテナを持ち運べるポータブルプラン(50GB/1TB/5TB)、船舶にアンテナを設置するマリンプラン(50GB/1TB/5TB)の3プランを提供する。

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