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[新製品・サービス]

三菱総研DCS、カスタマイズ可能なデータ活用基盤をクラウドで提供

クラウドETL「Reckoner」を採用

2023年11月21日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三菱総研DCSは2023年11月20日、SIサービス「データユニファイドサービス」を同年12月1日から提供すると発表した。ETL(抽出・変換・ロード)やデータウェアハウス(DWH)などをユーザーの要件に応じて構成したクラウドのデータ活用基盤を提供する。スリーシェイクのクラウドETL「Reckoner(レコナー)」を採用する。価格(税別)は年額36万円から。

 三菱総研DCSの「データユニファイドサービス」は、クラウドにETL(抽出・変換・ロード)/データウェアハウス(DWH)などを構築するSIサービスである。スリーシェイクのクラウドETL「Reckoner(レコナー)」を中核に、ETLやDWHなどをユーザーの要件に応じて構成したクラウドのデータ活用基盤を提供する(図1)。

図1:クラウドETLサービス「データユニファイドサービス」の概要(出典:三菱総研DCS)
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 Reckonerは容易な操作性を特徴としている。データの抽出(読み込み)やロード(書き出し)、加工・変換をGUI操作で設定することでETL処理を実行できる。加工・変換処理の例として、文字列変換、カラム追加・削除、型・名前変換、データ同士の結合、値のグループ化、値のバリデーションとフィルタリング、値の集計(合計、平均、最大、最小、カウンタ)、値のハッシュ化、顧客情報のマスキング、フォーマット変換などがある(関連記事クラウドETL「Reckoner」、Amazon VPC上のユーザーリソースにプライベート接続可能に)。

 三菱総研DCSは、ユーザー企業において、データを活用するためにクラウドサービスや自社管理のシステムを併用した結果、データがサイロ化/複雑化するケースを指摘。そうした状況に対しても、操作が容易なETL/DWHを用いてデータの統合・活用を促進するソリューションとしてデータユニファイドサービスを提供するとしている。

 表1は同サービスのサービスメニューである。三菱総研DCSは、データ活用の内製化を支援する、ハンズオンワークショップ形式のオプションプランも提供する予定である。サポート時にはユーザー拠点にエンジニアが訪問し、実際の業務に即したかたちで支援する。

表1:「データユニファイドサービス」のサービスメニュー(出典:三菱総研DCS)
サービスメニュー 概要
ライセンスプラン クラウドETL「Reckoner」のライセンスを提供
クイックインテグレーションプラン データ活用基盤をスモールスタートで構築したいユーザーに向けて環境を構築して提供
フルカスタマイズプラン ユーザーの要件に応じて、要件定義、設計構築、運用までフルカスタマイズのデータ活用基盤を提供
テクニカルサポート
(オプション)
利用時のQ&A対応、導入支援、トラブルシューティングなどを提供(年間60時間まで)
関連キーワード

三菱総研DCS / ETL / DWH / SI / スリーシェイク / Reckoner / クラウドERP

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