NECネッツエスアイは2024年4月11日、ローカル5G通信基盤「HYPERNOVA(ハイパーノヴァ)」を販売開始した。ローカル5G環境の構築に必要な要素を1つの筐体に収めたオールインワン型システムで、省電力・小型なローカル5G基地局をどこにでも持ち運べるとしている。デスクトップ型と、持ち運びに便利なトランクケース型の2タイプを提供する。
NECネッツエスアイの「HYPERNOVA(ハイパーノヴァ)」は、ローカル5G環境の構築に必要な要素を1つの筐体に収めたオールインワン型システムである。省電力・小型なローカル5G基地局をどこにでも持ち運べるとしている。デスクトップ型と、持ち運びに便利なトランクケース型の2タイプを提供する(写真1、表1)。
「企業・組織のニーズに合わせた高速・大容量通信環境を構築できるローカル5Gは、店舗・建設現場などの通信基盤としても利用しやすい。一方で、初期費用の高さやシステム構築の負荷などの課題がある」(同社)。この課題に対し、基運べて、容易にローカル5G環境を構築できるシステムとして提供する。
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電源を入れるだけで中規模の通信環境(約300~500m)を構築できる(図1)。これにより、実証実験や試験運用などの短期間での活用や、建設・土木工事などの一定期間存在する現場、災害など緊急時の臨時施設、イベント運営など、ローカル5Gを利用できるシーンが広がるとしている(図2)。
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NECネッツエスアイは、HYPERNOVAの販売に加えて、1カ月間からのレンタル提供も行う。今後、同システムの提供と合わせて、映像配信、コミュニケーション、セキュリティ、インターネット接続など、ユーザーのニーズに合わせてローカル5Gを有効活用するためのサービスの提供を予定している。
サイズ | 幅135×高さ189×奥行357mm(デスクトップ型) 幅515×高さ415×奥行200mm(トランクケース型) |
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重量 | 6.2kg(デスクトップ型) 13.5kg(トランクケース型) |
消費電力 | 約150W |
対応周波数 | n79(4.8~4.9GHz) |
最大送信電力 | アンテナあたり1W(30dBm) |