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Salesforce Data Cloud、データ連携/アクセス先にMicrosoft FablicとIcebergテーブルを追加

コピー不要でデータを活用する“ゼロコピー”対応を拡大

2024年5月2日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米セールスフォース(Salesforce)は2024年4月25日(米国現地時間)、Salesforce標準のデータプラットフォーム「Salesforce Data Cloud」の外部データ連携/アクセス先に、クラウドDWH「Microsoft Fablic」と「Apache Iceberg」テーブルを追加すると発表した。

 米セールスフォースの「Salesforce Data Cloud」は、Salesforce標準のデータプラットフォームである。2024年3月には、外部データを事前に取り込むことなく活用する「データフェデレーション」機能を追加している(関連記事Salesforceが生成AI機能を拡充、AIプロンプトのノーコード作成、RAG構成支援など)。

 データフェデレーションは、外部データベースとData Cloudの間で、実データをコピーすることなく(ETL処理をせずに)、相互にデータを活用する“ゼロコピー”を実現する機能。例えば、Data Cloudから外部のデータウェアハウス(DWH)のデータを使うときは、DWHにSQLのクエリーを発行し、必要なデータをつど取得する仕組みをとる(図1)。

図1:Salesforce Data Cloud/外部データベース間で、実データをコピーすることなく相互にデータを活用するデータフェデレーションの仕組み(出典:セールスフォース・ジャパン)
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 Data Cloudは、クラウドDWHの「Google BigQuery」と「Snowflake」とのデータ連携をサポートする。また、現時点ではパイロット版(2024年後半に一般提供を開始予定)ながら、「Amazon Redshift」と「Databricks」との連携もサポートしている。

 今回、連携可能なDWH/分析プラットフォームの「Microsoft Fabric」を追加する。加えて、DWH以外で、ストレージにファイル形式で格納したApache Icebergテーブルデータへのアクセスをサポートする予定で、近日にIcebergテーブルを扱えるようになる。

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