学研エデュケーショナル(本社:東京都品川区)は、教室事業を管理する基幹システムを、複数のSaaSを組み合わせて全面的に刷新した。二重入力の解消、ワークフローの電子化、データの可視化などを図っている。不足する機能は、クラウド型ローコード開発ツールの「kintone」などを用いて開発した。システム構築を支援したJBCCが2024年5月13日に発表した。
学研ホールディングスグループの教育サービス事業会社である学研エデュケーショナルは、全国約1万6000教室、会員数40万人以上のフランチャイズ方式の学研教室や学研のグループ企業から継承した学研幼児教室などを運営している。
同社ではこれまで、30年前に構築した顧客管理システムをベースに、つど機能や周辺システムを拡張してきた。事業が増えるたびにシステムを構築した結果、オンプレミス/個別管理のシステムが70以上になり、運用などに課題を抱えていたという。
図1:学研エデュケーショナルがクラウドサービスを組み合わせて構築した基幹システムの概要(出典:JBCC)拡大画像表示
そこで、JBCCの支援の下、業務フローや機能を整理しながら業務プロセスを全面的に見直し、システムの刷新に着手。販売管理、ワークフロー、分析ツール、データ連携などを市場で実績のあるSaaSを組み合わせてすべてクラウドに移行した。不足する機能はサイボウズのローコード開発ツール「kintone」などを用いて開発している(図1)。
クラウド移行により、複数の業務システムへの二重入力などの問題が解消された。個別で管理していたデータを集約したことで、データに基づいた意思決定が可能になったとしている。申請ワークフローも紙の申請書から脱却し、オンライン/ペーパーレス化を図っている。
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