マクニカは2024年5月14日、マネージド型ID管理・認証サービス「まるごとIDセキュリティ」を発表した。ID/パスワード管理、MFA(多要素認証)、SSO(シングルサインオン)を備えたID管理サーバー「JumpCloud」を運用サービスを含めて提供する。中堅・中小企業のIT/セキュリティ運用を伴走型で支援する「ITまるごと支援サービス」の最初のサービスとなる。
マクニカの「まるごとIDセキュリティ」は、中堅・中小企業向けのマネージド型ID管理・認証サービスである。ID/パスワード管理、MFA(多要素認証)、SSO(シングルサインオン)の機能を備えたクラウド型ID管理サーバー「JumpCloud」(開発元:米JumpCloud)を運用サービスを含めて提供する(図1)。
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ユーザーが、アクセス先となるSaaSなどの情報をマクニカに申請することで利用を始められる。定期的に発生する人事異動や組織変更、従業員の入退社などによるID管理業務について、マクニカが従業員情報(ID)の登録・変更・削除、SaaSとの連携設定などを代行する。従業員からの各種問い合わせにもマクニカが対応する。
「クラウドやSaaSの活用が進み、社内情報にアクセスする方法が多様化している。いつ/どこでも安全に業務を行えるインフラ環境の構築が求められている。一方、IT部門にとっては、日々変化する環境に対してセキュリティリスクを十分に考慮したインフラ環境を構築し続けることは容易ではない」(同社)という課題に応える。
まるごとIDセキュリティは、中堅・中小企業のIT/セキュリティ運用を伴走型で支援する「ITまるごと支援サービス」の最初のサービスとなる。マクニカは以降、デバイス/クラウドのセキュリティや文書管理など、IT部門のリソース不足の解消し、業務負荷を軽減するためのサービスを順次展開していく予定である。