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ライフネット生命、ITサービス管理をIvantiのクラウドサービスで刷新、社員からの申請が容易に

2024年5月21日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ライフネット生命保険(本社:東京都千代田区)は、ヘルプデスクやインシデント管理などを担うITSM(ITサービス管理)システムを刷新した。これまでオンプレミスで複数製品を組み合わせてITSMを実現してきたが、これを米Ivanti(イヴァンティ)のクラウドサービス「Ivanti Neurons for ITSM」に置き換えた。日本法人のIvanti Softwareが2024年5月7日に発表した。

 ライフネット生命は昨今、オンラインでの保険契約の増加や、社員からIT部門への問い合わせ件数の増加などを背景に、社員に対してより良いITサービスを提供することを目的とした運用管理分野であるITSM(ITサービス管理)の需要が高まっていた。

 同社はこれまで、業務全体に影響がある案件はIT部門全体で対応していたが、システム障害などのインシデント対応については、IT部門内の企画部と運用部で別々に管理していた。また、社員からITサービスについての要求を受け付ける手段がIT部門全体で統一されておらず、対応記録をうまく活用できていなかった。

 これまでもITSMシステムを導入していたが、複数の製品を組み合わせてオンプレミスで運用していた。今回、今後のビジネス展開などを踏まえ、ITSM機能を米Ivanti(イヴァンティ、日本法人:Ivanti Software)のクラウドサービス「Ivanti Neurons for ITSM」に集約し、2023年8月に運用開始した。同サービスは、ITサービス管理のベストプラクティスをまとめたITIL(IT Infrastructure Library)の主要プロセスに準拠している。

 「ITサービス申請や問い合わせフォームをサービスカタログとして提供することで、社員にとって煩雑だった申請を、直感的かつ容易に行ってもらえるようになった。また、各種リクエストを集約して対応状況をダッシュボード化することで、リクエストを効率的に解決する土台が完成した。今後もITサービスの向上を図り、社員満足度の向上につなげたい」(同社のIT部門)としている。今後、Ivanti Neurons for ITSMの効果測定を順次実施する予定である。

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