[新製品・サービス]
Sansan、請求書管理「Bill One」に入金消込処理/経費精算対応を加えてサービスを再編
2024年5月22日(水)IT Leaders編集部
Sansanは2024年5月21日、請求書管理クラウドサービス「Bill One」のメジャーバージョンアップを行い、発行した請求書の入金消込処理と経費精算の機能を追加すると発表した。これに伴い、サービスを「Bill One受領」、「Bill One発行」(入金消込機能は同年8月頃提供予定)、「Bill One経費」(同年6月頃提供予定)の3つの機能グループに再編している。
Sansanの「Bill One」は、各種の請求書をオンラインで受領してデータ化する作業を代行するクラウドサービスである。AI-OCRとオペレーターによる入力を併用してデータ化を代行する。フォーマット(紙、PDFなど)や送付方法(郵送、メール添付など)は問わない。近年のリリースで請求書の発行機能も加わり、請求書をクラウドで発行して電子送付または郵送するオプションおよび別サービスも用意している(関連記事:請求書管理クラウド「Bill One」、受領した請求書が適格請求書の要件を満たしているかを自動判定)。
今回、ユーザー企業における月次決算の迅速化を支援すべく、「Model 4」と呼ぶサービスのメジャーバージョンアップを行った。請求書の受領を中心とする既存の機能に加え、発行した請求書の入金消込、および経費精算の新機能を提供する。これに伴い、サービスを「Bill One受領」、「Bill One発行」(入金消込機能は2024年8月頃提供予定)、「Bill One経費」(同年6月頃提供予定)の3つの機能グループに再編している。
Bill One受領は、請求書をユーザーに代わって受領しデータ化する。既存の機能の中核を成す。
Bill One発行は、これまでオプションなどで提供してきた請求書発行機能に加えて、発行した請求書の入金消込処理を自動化する(図1)。同機能の提供にあたり、Sansanは銀行代理業者となり、住信SBIネット銀行と連携する。同行のBill One支店の口座を親口座とした入金専用のバーチャル口座を発行し、消込業務を自動化する(図2)。
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Bill One経費(2024年6月頃提供予定)は、経費精算処理をオンラインで提供する。法人カードで経費を支払う際に発生する明細突合や証憑提出の督促も自動化する。従業員が経費の支払いに「Bill Oneビジネスカード」(図3)を利用すると、立替経費精算が不要になる。
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