SIベンダーのユニアデックスとデータセンターサービス事業者のMCデジタル・リアルティ(MCDR)は2024年5月29日、データセンター向けマネージドサービスの提供で協業を開始したと発表した。ユニアデックスは同日、「リモート監視サービス」を、MCDRのNRTキャンパス(千葉県印西市)およびKIXキャンパス(大阪府箕面市)で提供を開始した。
ユニアデックスとMCデジタル・リアルティ(MCDR)は、データセンター向けマネージドサービスの提供で協業する。ユニアデックスは「リモート監視サービス」を、MCDRのNRTキャンパス(千葉県印西市)およびKIXキャンパス(大阪府箕面市)で提供開始した(図1)。
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リモート監視サービスでは、ユニアデックスのリモート監視センターから、MCDRのデータセンター内に構築したユーザーのサーバーやネットワーク機器を24時間365日遠隔監視し、システムの安定稼働を支援する。ユーザーは、MCDRが提供するオンサイトの運用代行サービスと合わせてリモート監視サービスを利用できる。
サーバー/ネットワーク機器の正常性を、ユーザーの要件に合わせて複数の方法で監視する(Ping監視、アプリケーション監視、リソース監視、URL監視、ログ監視など)。これにより、レスポンスタイム(応答時間)の低下をはじめとしたシステムの異常を早期に発見し、ユーザーが指定した連絡方法(メールや電話)で通知する。
PingやSNMPポーリング(機器の状態を問い合わせるための通信)など、外部の監視システムから監視対象機器に正常性を問い合わせる監視方式を採用している。これらに応答する機能をサーバー/ネットワーク機器が最初から備えているため、専用の監視エージェントソフトウェアをインストールする必要はない。
監視対象システムの規模も問わない。データセンター内に構築したサーバーやネットワーク機器を、導入機器メーカーや構築ベンダーに関わらず最小1台から監視を行える。