JPサイバーは2024年7月5日、Amazon S3マウントツール新版「JPCYBER S3 Drive V9.0」をリリースした。新版では、稼働環境のWindowsが動作するCPUが、x86に加えてARMにも対応、いずれもWindowsの64ビットOSでスタンドアロンで動作する。これにより、Copilotを標準装備したAI PCなどのARM CPU搭載マシンでも利用できるようになった。価格(税別)は、デスクトップOS用の「JPCYBER S3 Drive Desktop」が年額7980円。
JPサイバーの「JPCYBER S3 Drive」(画面1)は、Amazon S3(または互換ストレージ)をWindows OSからドライブとしてマウントするツールである。64ビット版Windows/.NET Framework上でスタンドアロン型で動作する。
稼働環境のWindowsが動作するCPUが、x86に加えてARMにも対応し、x86版とARM版から選択できるようになった。いずれもWindowsの64ビットOSでスタンドアロンで動作する。これにより、Copilotを標準装備したAI PCなどのARM CPU搭載マシンでも利用できるようになった。
画面1:「JPCYBER S3 Drive」の設定画面(出典:JPサイバー)拡大画像表示
ローカルディスクと同様、ドライブとしてAmazon S3へのアクセスに対応、エクスプローラーからファイルシステムとしてアクセスできる(画面2)。キャッシュ技術により、社内のファイルサーバー並みのレスポンスで使えるという。
画面2:Amazon S3をドライブとしてマウントし、エクスプローラーで閲覧している画面(出典:JPサイバー)拡大画像表示
Microsoft Officeファイル(Word/Excel/PowerPoint)については、ファイルのロック機能を実現した。他のユーザーがファイルを編集中の場合、読み取り専用でファイルを開くことで、ファイルの上書きを防ぐ。また、バージョニングを有効にしたAmazon S3バケットでは、以前のバージョンのファイル(上書きファイル、削除ファイル)をエクスプローラーで右クリックして復元できる。主にランサムウェアによる暗号化対策として、指定した日時の状態に復元するコマンドを用意した。
社外ユーザーにファイルを受け渡すための共有リンク(Amazon S3署名付きURL)も生成可能である。エクスプローラーでファイルを選んで右クリックメニューから作成する。リンクには、有効期限、パスワード、ダウンロード通知メールを設定可能である。メールやチャットで取引先に大容量ファイル(最大5TBまで)を送ることが可能である。
価格(税別)は、デスクトップOS(Windows 10/11)用の「JPCYBER S3 Drive Desktop」が年額7980円。Windows Server用の「JPCYBER S3 Drive Server」が年額1万5800円。サーバー仮想化環境やパブリッククラウド環境のWindows用の「JPCYBER S3 Drive Enterprise」が年額2万3800円など。
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