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ラック、セキュアなAWS環境をIaCで構築する「Terraform導入・運用支援サービス on AWS」

2024年8月23日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ラックは2024年8月23日、AWS環境のコンサルティング/SIサービス「Terraform導入・運用支援サービス on AWS」を発表した。米HashiCorpのIaCツール「Terraform」を用いて、AWSの安全運用のベストプラクティスに準拠したインフラ環境を構築する。料金は個別見積もり。

 ラックの「Terraform導入・運用支援サービス on AWS」は、AWS(Amazon Web Services)上に、セキュリティ要件のベストプラクティスに準拠した形でインフラ環境を構築するコンサルティング/SIサービスである。

 クラウドインフラの構成管理に向く、米HashiCorpのIaC(Infrastructure as Code)ツール「Terraform」を用いてAWS環境を構築するのを支援する。「IaCはパブリッククラウドの設定をすべてコードで記述し、反復可能なコードとして新たなクラウド環境を迅速に構築可能な点がメリットである。一方、コントロールや監視が不十分だと、セキュリティリスクを抱えてしまうことがある」(ラック)という問題に対処する。

 ラックは、IaCによる構築の考慮点や手順を提供する。IaCコードの作成・運用サポートが必要なユーザーの場合は、IaCコード作成も請け負う。IaCコード作成時は、AWSセキュリティのベストプラクティスを考慮し、反復可能なテンプレートを活用する。また、Terraformが備えるセキュリティチェック機能を利用し、人的ミスや脆弱性のリスクを減らす(図1)。

図1:「Terraform導入・運用支援サービス on AWS」における継続的なセキュリティチェックの仕組み(出典:ラック)
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 納品物として、設定済みのTerraform環境とIaCコード一式を提供する。ラックによる構築が完了し、ユーザーに環境を引き渡した後も、作成したIaCコードや設定済みのセキュリティチェック機能(Sentinel、Drift検知)を利用することで、ユーザー自身でAWSセキュリティのベストプラクティスに準拠しているかをチェック可能である。

 料金は個別見積もり。コンサルティング/SIサービスの具体的な流れは以下のとおりである(期間は目安)。

  1. 初期ヒアリング(約2週間):ユーザーのビジネス目標、技術要件、期待する成果を理解するためのヒアリングを行う。この段階でプロジェクトの範囲を明確にする
  2. 要件分析(約1カ月間):初期ヒアリングで収集した情報を基に、ユーザーのニーズと目標を満たすための要件を詳細に定義・分析する。プロジェクトの技術的およびビジネス要件を明確に定義する
  3. 見積もり(約2週間):要件分析とプロジェクト計画に基づいて、コスト、所要時間、および必要なリソースを含む見積もりを提供する
  4. 契約:見積もりとプロジェクト計画をユーザーが承認し、正式に発注した後、プロジェクトの実施フェーズに進む
  5. プロジェクト開始:プロジェクト計画に従って実施フェーズを開始する
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