[新製品・サービス]
Menlo Securityを用いたMicrosoft 365向けWeb無害化サービス「MKI Protect+」─三井情報
2024年9月3日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
三井情報(MKI)は2024年9月3日、Web無害化クラウドサービス「MKI Protect+ ライセンス」を発表した。「Menlo Security Secure Enterprise Browser」をMicrosoft 365ユーザー向けに構成した、三井情報のみが販売する専用ライセンス。既存ライセンスとは別の選択肢として販売する。
三井情報(MKI)の「MKI Protect+ ライセンス」は、「Menlo Security Secure Enterprise Browser」を、Microsoft 365ユーザー向けに構成した、三井情報のみが販売するWeb無害化クラウドサービスである。
Menlo Security Secure Enterprise Browserは、米Menlo Securityが開発・提供するWeb無害化クラウドサービス。JavaScriptを含むWebページやマクロを含むOffice文書ファイルなどから有害なコードを除去し、コードを含まないHTMLページに変換する。MKIは2018年から同サービスを販売している(関連記事:三井情報、コードを除去してWebを無害化するクラウドサービス「Menlo Security」を販売)
ユーザーがアクセスするWebコンテンツを、いったんクラウドの仮想環境(コンテナ)上のWebブラウザで実行して、表示に必要なHTMLの描画情報のみをユーザーのWebブラウザに送る仕組み。ユーザーは、専用のWebブラウザやソフトウェア、プラグインなどをインストールする必要がない(図1)。
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今回、Microsoft 365の導入企業に向けて、Webブラウザのセキュリティに特化したMKI Protect+ライセンスを提供する(図2)。
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表1は、既存ライセンスとMKI Protect+ライセンスの機能構成である。Basicライセンスは、Web無害化の基本機能とWebプロキシで構成する。Advanceライセンスでは、Web通信以外を含めた全トラフィックを可視化・制御可能である。Add-Onライセンスでは、CASB(Cloud Access Security Broker)やZTNA(Zero Trust Network Access)などの機能を追加可能である。
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