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日立ソリューションズ、クラウド型ジョブスケジューラを発表、AWS上の業務処理をカレンダーのGUIで設定

Amazon EventBridgeと連携してジョブを実行

2024年9月26日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズは2024年9月26日、ジョブ管理ツール「クラウド型ジョブスケジューラーサービス」を同年10月1日から販売すると発表した。AWS上に構築したクラウドネイティブな業務処理の実行スケジュールをカレンダー表示のGUIで設定できる。料金(税別)は、従量課金プランの場合、ジョブ実行数1件あたり5.5円。

 日立ソリューションズの「クラウド型ジョブスケジューラーサービス」は、システム運用管理におけるジョブ(プログラム実行やファイル操作などシステムが実行する処理)の管理を担うツールである。事前に設定したスケジュールや実行条件に則ってジョブを実行する(図1)。

図1:「クラウド型ジョブスケジューラーサービス」の概要(出典:日立ソリューションズ)
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 同サービスでは、Amazon Web Services(AWS)上に構築したクラウドネイティブな業務処理の実行スケジュールを設定できる。具体的には、AWSのイベントドリブンアーキテクチャ「Amazon EventBridge」のイベントを発行する。イベント情報と業務処理を対応づけることで、スケジュールに合わせて業務処理を実行する。

 スケジュールは、カレンダー表示のGUIで設定できる。実行ルールとして、開始日や開始時刻以外に、ジョブ実行の繰り返しや休日の自動振り替えなどの指定に対応する。

 日立ソリューションズは同サービスの提供理由を次のように説明している。「クラウドサービスの利用が拡大する中、データ処理やAIモデル学習などにおいて、事業部門みずからシステムを運用する機会が増えている。しかし、OS標準やクラウドベンダー提供のジョブスケジューラでは、休日の振り替え実行や祝日設定を手作業で行う必要があるなど、柔軟なジョブ設定が難しい。また、手作業で設定することから、誤ったジョブを実行してしまう恐れもある」。

 料金(税別)は、従量課金プランがジョブ実行数1件あたり5.5円。「月額基本料+従量課金プラン」が月額3万3000円、6001件以上で1件あたり2.5円。年間プランが上限3万6000件で年額19万8000円となっている。

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日立ソリューションズ / ジョブスケジューラ / イベントドリブン / AWS / ジョブ管理

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