[新製品・サービス]
アトラシアン、AIアシスタント「Atlassian Rovo」を提供、SharePointやSlackのデータもまとめて検索
2024年10月11日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アトラシアンは2024年10月10日、AIアシスタントツール「Atlassian Rovo」を提供開始した。検索、チャット、AIエージェントの機能を備える。「Jira」や「Confluence」などのアトラシアン製品や主要なSaaSに保存された情報・データから、業務に必要な情報を迅速に把握して行動に移せるように支援する。
アトラシアンの「Atlassian Rovo(アトラシアン ロボ)」は、検索、チャット、AIエージェントの機能を備えたAIアシスタントツールである。アトラシアン製品や主要なSaaSに保存された情報・データから、業務に必要な情報を迅速に把握し、行動に移せるように支援する。
検索機能の「Rovoサーチ」は、アトラシアン製品(かんばん方式を基にしたタスク管理ツール「Jira」や、Wikiベースの文書管理ツール「Confluence」など)のほか、Google Workspace、SharePoint、Slack、GitHubといった主要なSaaS内の情報・データを検索する(画面1)。
画面1:SaaSのデータなどを含めて検索可能なエンタープライズサーチ「Rovoサーチ」の画面(出典:アトラシアン)拡大画像表示
チャット機能の「Rovoチャット」は、企業内の情報をナレッジに各種状況で知見を提供可能なエキスパートとして複数のタスクに対応する。一般的なAIチャットより多様な情報を利用して回答を生成するとしている(図1)。
図1:「Rovoチャット」では、組織内の大量のデータを収集、解析、学習することで、より的確な回答を生成する(出典:アトラシアン)拡大画像表示
例えば、プロジェクトの最新情報を調べたり、トラブルシューティングのガイドを参照したりできるほか、キャンペーンの効果に関する洞察を得られる。また、チャットのやりとりの中で、キーワードや略語、企業特有の専門用語の概要を確認することができる。
AIエージェント機能の「Rovoエージェント」は、仮想的なチームメンバーとして機能する。業務フローに組み込むことで、作業時間を数時間~数日レベルで短縮できるという。標準で約20種類のエージェントを用意しているほか、パートナー企業が作成したエージェントをマーケットプレースから追加して利用できるほか、ユーザー自身がノーコード/ローコードでエージェントと開発することも可能である。
Atlassian / エンタープライズ検索 / 文書管理 / Jira / Confluence / 生成AI / チャットボット
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


