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タレントマネジメント「COMPANY Talent Management」を刷新、買収した「CYDAS」を統合

2024年11月15日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Works Human Intelligence(WHI)は2024年11月14日、タレントマネジメント製品群「COMPANY Talent Management」を刷新し、提供開始した。WHI Holdingsが2024年6月に買収して子会社化したサイダスのタレントマネジメント製品「CYDAS」を製品群に取り込み、一部製品についてはUI/UXを共通化した。既存の2製品が持っていた機能を合わせ、機能の網羅性を高めた。

 Works Human Intelligence(WHI)の「COMPANY Talent Management」シリーズは、クラウド型のタレントマネジメント製品群である。従業員のスキルやモチベーションの可視化から戦略的人員配置まで、従業員と企業双方の視点で機能を開発している。人事アプリケーションソフトウェア「COMPANY人事・給与」の人事データと連携する(関連記事WHI、タレントマネジメント製品にポジション管理機能を追加、ジョブ型人事制度を支援)。

図1:CYDASを取り込んで刷新した「COMPANY Talent Management」の機能群(出典:Works Human Intelligence)
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 今回、親会社のWHI Holdingsが2024年6月に買収して子会社化したサイダスのタレントマネジメント製品群「CYDAS」をCOMPANY Talent Management製品群に取り込み、一部機能についてはUI/UXを共通化した。既存の2製品群が持っていた機能を合わせ、機能の網羅性を高めた(図1)。「日本企業に求められるタレントマネジメント機能を網羅した10の製品群を揃えた」(WHI)としている。

 製品群の刷新では、UIの使い勝手も高めた。システムに慣れていない人でも直観的に操作できるようにしたとしている。従業員による日常的な利用を促進することで、従業員の価値観、モチベーション、キャリアプランといった定性的な人材データを効率よく蓄積できるとしている。

 COMPANYの人事・給与システムとともに利用することで、異動歴、資格、評価などの人材データを参照可能になる。定性的な人材データと掛け合わせながら、人材配置の精度を高めたり、リアルタイムな情報に基づいて要員計画を立てられるようになるとしている。

 今後の計画として、人材管理に特化したAI技術を組み込む。従業員の強みやキャリア志向などの情報を解析し、空きポジションやジョブに対して最適な人材をレコメンドするなど、業務効率化と戦略的意思決定を支援する機能を2025年から順次リリースする。

 現行のCOMPANY Talent Management製品群は以下の10機能が備える。

  • タレントデータベース
  • タレントアナリティクス
  • スキルマップ
  • タレントマッチング
  • 1on1
  • 組織人員配置
  • パフォーマンス
  • ラーニングプラットフォーム
  • 要員計画
  • モチベーションサーベイ

 「タレントデータベース」(画面1)は、従業員の基本データのほか、評価やキャリアデータなど、表計算ソフトや各種システムに散在しがちなデータを一元管理する。また、従業員が使うことで、価値観やモチベーション、キャリアプランといった定性的なデータを収集可能である。人材データの各項目が履歴として蓄積されるため、過去データを踏まえた可視化や分析が可能である。

画面1:「タレントデータベース」の画面(出典:Works Human Intelligence)
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 「タレントアナリティクス」(画面2)は、従業員の評価やスキル、キャリアパスなどのデータを、目的に沿って分析する機能である。パフォーマンスが高い従業員の特性を踏まえた育成計画の策定や、従業員のスキルに基づいた最適配置など、人事戦略の推進と意思決定を支援する。

画面2:「タレントアナリティクス」の画面(出典:Works Human Intelligence)
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 「タレントマッチング」(画面3)は、人材データの分析によって、企業が必要とするポジションや職務内容、スキルセットに対し、適切な人材を選定する機能である。従業員のパフォーマンス特性に基づいた配置やリテンションマネジメントなど、プロアクティブな人材管理を実現するとしている。

画面3:「タレントマッチング」の画面(出典:Works Human Intelligence)
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 「スキルマップ」(画面4)は、従業員の現在のスキルと、求められるスキルとのギャップを分析し、育成計画に対するスキルの習熟度を可視化する。これをマネジメント層や従業員本人に共有することで、従業員の自律的学習の促進や、マネジメント層を巻き込んだオンボーディングの実施などに活用可能である。

画面4:「スキルマップ」の画面(出典:Works Human Intelligence)
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