IHI（本社：東京都江東区）は、2019年より運用する「SAP SuccessFactors」において新たに給与管理システムを導入し、2024年10月より同社およびグループ会社の従業員2万5000人を対象に利用している。今回の導入により、人事管理、給与計算、タレントマネジメントを「SuccessFactors」で統合した。SAPジャパンが2024年11月18日に発表した。
IHIグループは、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛の4分野で事業を展開する。近年、激しい環境変化へ対応可能な企業体質への変革を推進する中で、「変革人材」の育成・獲得を進めると共に、人材リソースをアジャイルかつ適切に配置するための人材育成・管理および配置の最適化に注力している。
2019年にSAPジャパンの「SAP SuccessFactors」を採用し、タレントマネジメントおよび人事管理システムを導入。事業戦略の実現に必要な能力に関する情報に加え、キャリア開発・評価・研修履歴・経歴などの人材情報を可視化・管理する仕組みを構築した。
画面1：SAP SuccessFactorsの給与管理システムの画面例（出典：SAPジャパン）拡大画像表示
2024年10月に、SuccessFactorsの給与管理システム（画面1）を導入し、同社およびグループ会社の従業員2万5000人を対象に利用している。今回の導入により、人事管理、給与計算、タレントマネジメントを「SuccessFactors」で統合した。各種人事データの流れをシンプルにすることで、人事業務全体の標準化・効率化を図ると共に、非財務指標としての人的資本の情報開示に対応するデータ活用基盤を整備している。
